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国内初上陸のジカ熱とは

どこから来た、どんな病気?

2014年1月、タヒチのボラボラ島から帰国後、ジカ熱を発症した患者2名が国内で初めて確認されました。どのような病気で、どんな症状が出るのでしょうか。

◆ジカ熱は蚊が媒介するウイルス感染症です。2007年にミクロネシアのヤップ島で数十人規模の患者が発生し、米国疾病対策センター(CDC)がその血液検体から原因ウイルス(ジカウイルス)を初めて特定しました。

◆アフリカやアジア、西太平洋、南太平洋などの一部地域でしばしば流行しており、2013年にはポリネシア諸島で、400人を超える集団感染が発生しました。CDCによるとタヒチも流行地の1つで、過去に約8000人がジカ熱に感染したと推定されています。

◆わが国で初めて確認された2名の患者さん(男女各1名)は、2013年12月にボラボラ島に滞在していたことが判明しています。このときに蚊に刺されてジカウイルスに感染、帰国後に症状が出たと考えられます。

◆ジカ熱に感染すると7〜10日の潜伏期間の後、発熱や皮膚のかゆみ、発疹、下痢などの症状が出現。目の充血や関節痛、筋肉痛、手足のむくみなどがみられることもあります。現在のところ、ワクチンや有効な治療薬はなく対症療法が主となりますが、ほとんどは4〜5日で軽快し重症化することはまれです。

◆ただし油断は禁物。というのは、ジカ熱の流行地ではしばしばデング熱も流行しているからです。デング熱も蚊が媒介する感染症で、ジカ熱とよく似た症状が出ますが、こちらは重症化するケースも散見されます。

◆特に東南アジア、アフリカ、中南米などから帰国後、39℃台の高熱と全身の発赤、皮内出血による紫斑が現れたら要注意。デング熱は鳥インフルエンザ(H5N1を除く) と同じ4類感染症に指定されており、すぐに医療機関を受診する必要があります。なお、アスピリンを服用すると、出血傾向を助長することにも注意が必要です。
◆ジカ熱やデング熱の予防には、とにかく蚊に刺されないこと。流行地を旅行するときは、長袖のシャツとズボンを着用して皮膚の露出をできるだけ抑え、さらに防虫スプレーなどを使うようにしましょう。宿泊先も可能なら、網戸などの防虫対策の整っている施設を選ぶことをおすすめします。

◆海外旅行に行く前には、感染症を防ぐためにワクチンのあるものは予防接種を受けておきましょう。入国時に予防接種の証明書を要求される国もあります。また、渡航地で感染症が流行している場合は、事前に情報を入手するなどの準備をしてください。

(監修:虎の門病院 内分泌代謝科医長 宮川めぐみ/2014年6月16日)


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