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女の子の性…初経をきっかけに話し合って

性トラブルに巻き込まれないためにも

思春期の子どもを持つ親にとって、性についてどう教えるかは、今も昔も頭が痛い難しいテーマでしょう。いろいろな情報が簡単に入手でき、あふれている現在ではなおのことです。10代でも性トラブルに巻き込まれる危険がありますから、何か起きる前に家庭でしっかりと伝えておく必要があります。

◆初経について学校で教わるのは小学校4年生が多いようですが、迎える時期には非常に個人差があります。およそ身長150cm、体重40kg、体脂肪が15%を超えたころが目安といわれています。わかりやすいのは、「身長の急激な伸び、胸のふくらみ、陰毛が生えてくる」のあとに初経が発来します。月経の話は、できれば前もって母親あるいはおうちの人から聞いておけると、子どもの戸惑いや不安も少なくて済みます。

◆月経が始まると、新たな不安も起こってきます。ナプキンを交換するタイミング、下着が汚れたらどうしよう、お風呂は入っていいの? などの些細な疑問や不安がふくらみます。一人で抱え込まずに話題にできる関係作りを親が意識し、子どもに何かわからないことや心配はないか、聞いてあげましょう。

◆例えば宿泊学習などの行事にあわせて、生理用品をポーチに入れてプレゼントしながら話すという方法もあります。生理用のショーツやナプキンの種類(昼用・夜用・羽つきなど)、使い方など衛生面の説明もします。月経周期を記入するための手帳やカレンダーなども準備しておくとよいでしょう。

◆思春期には体の変化に合わせて心の変化も現れます。女の子は女性らしさを、男の子は男性らしさを意識し始めます。周囲から「らしさ」を意識させる必要はありません。むしろ一人ひとり違う心や体の変化を温かく見守り、母と娘、時には祖母と孫娘など、世代が違っても女性同士で話ができる家族関係があるといいでしょう。

◆そして性に対する興味も増してきます。女の子は男の子に比べて恋愛小説のようなロマンチックな関係を想像しがちですが、男の子は女性の体や性行為に興味が向いている傾向があります。こういった性にまつわる話もタブーにしすぎず、一般的な会話の中で触れられるようにしておくと、子どもも気が楽になるでしょう。男女や個人の違いを理解することで、自分を大切にすること、お互いを思いやる気持ちにつながります。

◆また、性トラブルから自分を守るためには、インターネットや友人のうわさ話などからの間違った情報をうのみにしないよう、正しい知識とリスクを伝えることが必要です。セックスを受け入れることが愛情の証明などと考えなくてよいこと、無防備なセックスをすれば女性は妊娠する可能性があり、その心身の負担は想像以上に大きく、子どもだけではとても責任を負いきれない現実があることを真剣に伝えましょう。

◆また、性行為によって性感染症にかかるかもしれないこと、感染症による将来の不妊のリスクなども大人から伝えておくことが大切です。月経や身体の正しい知識を教える書籍もあります。女の子は比較的そういった話題を母親とはしやすい傾向があるとは思いますが、母親自身も知識がないことも多く、一緒に勉強する、というのもいいでしょう。

(監修:よしの女性診療所所長 吉野一枝/2015年10月28日)

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