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簡単に消せないアートメイク

アートメイクは医療行為

化粧時間を省きたい女性たちを中心に、眉やアイライン、リップラインを補正するアートメイクが人気です。しかし、入れ墨(タトゥー)と同様、簡単には消せないことを理解しておきましょう。

◆2001年、厚生労働省は「針先に色素を付けながら、皮膚の表面に墨等の色素を入れる行為は、医療行為である」との条例を公布しました。アートメイクは、医療機関で医師免許を持った者だけが行える医療行為と定められています。

◆さらに、「医師が行うのでなければ、保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法に違反する」としています。しかし、「落ちないメイク」などと宣伝し、医師免許を持たずに施術する美容サロンも少なくありません。

◆国民生活センターは、アートメイクによる健康被害が、2006年度からの5年間で121件寄せられたと発表しています。そのうち約95%は、医師免許を持たない人の施術によるものと報告。おもな相談事例として、患部が化膿してなかなか治らない、痛みと腫れが続く、角膜に傷がついて視野がくもる、眉の形が変になったことなどが紹介されています。

◆器具の衛生管理が徹底されていない場合には、B型あるいはC型肝炎、またはHIVといった感染症を引き起こす危険性もはらんでいます。また、アートメイクに使用される色素に対しアレルギーなどを発症する可能性があることも指摘されています。

◆なお、アートメイクに使用される色素には、微量ですが酸化鉄が含まれています。まれにMRI(磁気共鳴画像診断装置)に反応することもありうるので、MRI検査を受ける際には、必ず医師に申し出る必要があります。

◆アートメイクは入れ墨よりも皮膚の浅い部分を染色するので、個人差はありますが、2〜3年で色が薄くなるとされています。しかし、完全に消えるものではありません。時間の経過とともに、片方のみ速く色あせて左右のバランスが崩れることもあり得ます。

◆また、アートメイクを施したからといって、毎日のメイクが完全に不要となるわけではありません。ファッション同様メイクにも流行があり、施したアートメイクが流行遅れになることもあると心得ておきましょう。

◆「仕上がりが気に入らない」「変色してきた」「消したい」といったことがあっても、アートメイクは入れ墨と同じく簡単には消せません。医療機関で除去手術を行うことになり、費用は自由診療ですので高額になります。レーザー照射でも完全には消せないうえ、火傷などの副作用があることも。切除手術では傷跡が残り、まゆ毛やまつ毛を失うこともあります。

◆これらのリスクを十分理解し、施術を受けるかどうか慎重に考えるべきでしょう。信頼できる医療機関で、料金を含めて納得のいく説明を受けてから判断するようにしてください。

(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子/2016年12月22日)

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