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シワはなぜできる

年間を通じて紫外線対策を!

肌のシワは人生を重ねた年輪と言われますが、やはり老けた印象につながります。シワが増える原因を知り、対策をとりましょう。

◆皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つの層でできていますが、シワには、表皮の機能が低下してできる小ジワと、真皮の機能が低下してできる深いシワがあります。ほかにも、皮下脂肪が減り皮膚がたるんでできるシワ、顔の筋肉の動きによってできる表情ジワもあります。

◆小ジワができるおもな原因は、肌の乾燥です。表皮の一番上にある「角質層」は、皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質の3つの保湿物質によって、うるおいを保っています。これらが不足すると乾燥が起こり、皮膚のキメが乱れ小ジワとなって現れます。

◆このような小ジワの改善策は、角質層のうるおいを補うために、朝晩のスキンケアをしっかり行うことです。とはいえ、皮膚をこすりすぎると乾燥の原因となり、シワを増やしてしまいます。とくに目の周りは皮膚が薄いので、アイメイクを落とすときは要注意。専用のリムーバーでやさしくふき取ってから洗顔しましょう。

◆一方、真皮の機能低下によってできる深いシワ。表皮の下にある真皮は、膠原線維や弾性線維、この線維の間をうめるヒアルロン酸などの保湿成分等で構成されています。これらが肌の弾力性を生み出しているのです。

◆おもに紫外線の影響で、コラーゲンやエラスチンが減少すると、皮膚の弾力性が低下し皮膚が緩み深いシワとなって現れます。表皮にできる小ジワと比べて、真皮にできる深いシワは、いったんできてしまうと簡単には改善されません。

◆深いシワを防ぐには、しっかり紫外線対策を行いましょう。年間を通じて紫外線防止効果のある下地やファンデーション、日焼け止めクリームを使用することが基本です。また、UVAとUVBの両方を防ぐ機能のあるものを選ぶとよいでしょう。

◆なお、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの成分は分子が大きいため、皮膚の表面から補おうとしても、真皮まではなかなか浸透していきません。ただし、これらの成分は水分保持能力がとても高いため、表皮の乾燥予防には役立ちます。

◆真皮の状態を健康に保つためには、十分な睡眠と栄養、適度な運動といった生活習慣に気を付けることも重要です。極端な食生活を送っていると、肌の健康も損なわれ、シワもできやすくなってしまいます。肌は簡単に言えばたんぱく質とビタミンなどでつくられているため、食物として摂取するバランスのよい食生活も重要です。

◆近年は美容医療も進歩し、さまざまなシワを改善させる方法が開発されています。しかし、老化を完全に食い止めることは不可能なこと。また、一回の治療で解決するというわけではなく、定期的なメンテナンスのためには、それなりの費用もかかります。

◆シワを気にせず笑顔でいれば、人に与える印象も若々しくなります。豊かな表情を心がければ、顔の筋肉も鍛えられ、血流もよくなり、皮膚の状態も改善されてきます。日々、おだやかな気持ちで楽しく暮らすことも、シワ予防に役立つのです。

(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子/2017年4月7日)

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