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痛みのない関節障害…シャルコー関節

骨折にさえ気づかない!?

シャルコー関節という病気をご存じでしょうか。なんらかの原因で中枢神経や末梢神経が障害され、足首やひざの関節などが変形、破壊されていく病気です。痛みを感じないことも多く、本人があまり気づかないうちに進行するところが厄介です。

◆シャルコー関節は神経病性関節症、神経障害性関節症とも呼ばれ、その名の通り、神経の障害により起こる病気です。原因として最も多いのは、糖尿病の合併症として起きる神経障害で、ほかに梅毒や脊髄空洞症、ハンセン病などが、シャルコー関節を招く原因として考えられます。

◆神経が障害されることで、感覚が鈍くなり、痛みを感じにくくなります。そのため、関節に炎症が起きていても気づかずに放置したり、無理に動かしてしまったりして、関節の損傷を進行させてしまいます。

◆痛みを感じにくいことで、発見が遅れることも少なくありません。かなり重症になっていても、本人は不具合を感じず、ひどい場合には骨折が起こっていても気づかないことも。急速に症状が進行することも多く、一度機能障害を起こすとその後の回復が難しくなります。

◆ほとんどの場合、X線検査で診断がつけられます。初期であれば関節の負担を軽くするためにサポーターやコルセットを用いて、関節の損傷が進まないようにします。骨のかけらが関節内に認められる場合は除去手術、変形が進んでいるケースでは関節固定術を行います。人工関節置換術も選択肢の一つですが手術成績は良くありません。

◆特に糖尿病では、神経障害が三大合併症の1つに数えられています。日ごろから治療をきちんと受けた上で、足の状態にも注意をしてください。

◆関節が異常に腫れている、変色している、腫れて熱くなっている、歩くときに関節が不安定な気がするなどの異常を感じたら、痛みがなくても主治医、あるいは整形外科に速やかに相談しましょう。早めに適切な治療を受けることがその後の経過に影響します。

(監修:あそうクリニック院長 麻生伸一/2017年5月16日)

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