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スマホで育児 子どもへの影響は?

子どもと直に触れあおう

育児にスマホを使用することには賛否両論があります。画面を見せると機嫌が直る、外出時に静かにさせられるというように、子育てに便利だという声はきかれます。その一方で、心身の発育に悪影響を及ぼすのではと不安に感じる人も多く、小児科医を中心に医学界からも警鐘が鳴らされています。

◆乳幼児期の子どもに、スマホやタブレットの端末を利用する親が急増しているといいます。その理由として、さまざまな知育アプリの登場や、アプリや動画を見せておくと静かになるといったことがあげられます。公共の場でむずかったとき、夕食の支度など手が離せないときに、つい利用するという人も多いのではないでしょうか。

◆スマホを育児に利用することで、メリットを感じる人もいるかもしれません。しかし、小児科の医師や専門家から、乳幼児期にスマホを使用させることは、健全な発達・発育を阻害する可能性があると指摘されている点は見逃せないでしょう。

◆日本小児科医会は「スマホに子守をさせないで!」をキャッチフレーズに、スマホでの育児に注意を呼びかけています。乳児が泣いたりぐずったりすることは、「おなかがすいた」「おむつがぬれた」などの生理的欲求や、「抱っこして」「遊んで」などの情緒的欲求を訴えている状態です。声かけや抱っこをすることで親子の絆ができていくものですが、子育てアプリで応えることは、赤ちゃんの育ちをゆがめる可能性があるとしています。

◆また、絵本の読み聞かせや外遊びなどで親子が一緒に過ごすことは、子どもの心身の発育を促す大切な時間です。スマホ育児では不十分になりやすく、言語、情緒、コミュニケーション能力の遅れなどにつながる可能性があるといいます。

◆そのほかにも視力の発達に悪影響があるとの指摘もしています。スマホの液晶画面にはブルーライトという目の網膜や角膜を傷つける光が、テレビなどと比べより多く出されています。幼児期は大人以上に視力低下のリスクが高くなります。

◆親のスマホの使い方についても注意を促しています。スマホに夢中になり、子どもが話しかけても無視したりすることはありませんか。また、スマホを見ているときは、視野が極端に狭くなっています。子どもの安全に気配りができず、非常に危険だといえるでしょう。

◆言葉の発達には、積極的に話しかけることが非常に大事です。そのためにも、特に2歳までは子どもにテレビやDVD、スマホ、タブレットなどを見せることは控えるようにと提言しています。ついスマホを利用したくなるかもしれませんが、子どもと直に触れあうことが、子どもの成長にとって非常に大切だとを心にとめておきましょう。

(監修:医療法人社団秀志会 松平小児科院長 松平隆光/2017年6月16日)

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