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ダブルケア…子育てと親の介護が同時に

心身の疲労が蓄積

ダブルケアとは、子育てと親の介護を同時に行うことをいいます。子育てだけでも大変なのに、同時に夫や妻の親の介護にも直面する世帯がジワリと増加しているよう。心身面だけでなく、経済的にも大きく負担になっている人も少なくないようです。

◆内閣府の調査によると、ダブルケアを行っている人は全国で25万3千人ほど。そのうち女性が16万8千人、男性が8万5千人と推計されています。負担はより女性に重くのしかかっているといえるでしょう。年齢では男女とも30〜40歳代が8割を占めており、まさに子育て真っ最中の年代です。

◆ダブルケアの要因のひとつとして、晩婚化で出産年齢が高くなっていることが挙げられます。かつては20代前半で結婚・出産、子育て終了後に親の介護ということが一般的でした。しかし、近年は初婚の平均年齢が30歳を超えており、35歳以上の高齢出産も増えています。40歳代で未就学児を抱え、75歳以上の親がいるというケースは少なくありません。ダブルケアの増加は無理もないといえます。

◆そのほかに、医学の進歩で寿命が延びていること、きょうだいの数が少なく分担して介護ができないこともダブルケアが増えている要因といえます。しかも、近い将来ダブルケアを行わなければならない予備軍も少なくないという現実が明らかになっています。

◆ダブルケアを行っている人の悩みや問題は、以下のことが挙げられます。
(1)子どもにもう少し手をかけたいのにできない。
(2)1日中フルに動き回るので身体的にも精神的にも負担が大きい。
(3)自分の時間が持てず、ストレスが増大する。
(4)仕事を辞めたり、復帰がかなわずに経済的にも苦しくなる。

◆時間や体力に限界を感じているなら、介護保険のサービスを受けましょう。自宅への訪問介護、施設で1日を過ごすデイサービス、施設に泊まるショートステイなど、さまざまな形があります。利用できるかどうかは介護認定を受けてからになります。まずは自治体の窓口などに相談をしてください。

◆可能であれば、宅配サービスや家事代行サービスを利用するのもよいでしょう。重要なことは、家族、親戚と十分に話し合う機会をもって、問題を共有することです。育児も介護も一人で抱え込まず、できるだけまわりと協力し合い、支援を受けるようにしましょう。

(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子/2017年7月27日)

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