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集合体が怖い!トライポフォビア

視点を変えてみる

恐怖症といえば、高所や閉所、先端など対象は色々ありますが、ブツブツが大量に並んでいるような集合体に対する恐怖症を「トライポフォビア(集合体恐怖症)」といいます。

◆トライポフォビアは他の恐怖症と同様、不安障害のひとつといえ、恐怖の対象を見ると強い嫌悪感が生じます。ゾクゾクして鳥肌が立ったり、めまい、寒気、動悸、息切れ、吐き気といった症状が現れたりします。ときにはその恐怖が記憶に残り、思い出すだけで不快感やを抱く、不眠になるなど、日常生活に支障をきたすこともあります。

◆対象になるのは、花弁が落ちたハスの花托(かたく/花の付け根)、ハチの巣、イチゴの種、ホットケーキを焼いているときの生地の穴、大量の水滴、サンゴ礁、虫や魚の卵、泡などさまざまです。丸いつぶに限らず、網目や細かい模様の密集、虫や鳥の大群などを怖がる人もいます。

◆トライポフォビアの名称がつけられたのは、ほんの十数年前のこと。まだ社会的認知度が低いため、自分でもこの恐怖症に気づいていない人が多いようです。

◆これが苦手だと意識しすぎると、身のまわりの似たようなものにかえって目がいくようになり、よけいにつらくなることがあるので注意が必要です。逆に、もともと意識していなかったものを人が気持ち悪いというので見たら、自分も気持ち悪くなった…というように、人に影響されてしまうこともあります。

◆インターネット上には、トライポフォビアの人を怖がらせるような画像が無数にあります。そうした画像を見たことをきっかけに恐怖症になる可能性もあるので、画像検索など興味本位で行うことはやめるべきです。偶然見てしまい嫌悪や恐怖を感じたときは、目をそらすなどして画像に意識を集中させないようにしましょう。

◆また、ハスの花托ならハスの花が咲いたときの美しい様子を思い浮かべる、ホットケーキの生地の穴は食べたときのおいしさを想像するなど、対象への視点を変えて意識をそらすのもひとつの方法です。

◆強い症状が出たり、日常的に不安が膨らむようであれば、精神科や心療内科に相談してみましょう。症状に応じたカウンセリング、認知行動療法や曝露療法など、本人の状況に合わせた治療を受けることができます。

(監修:横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター長 山本晴義/2017年8月31日)

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