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だんだん骨がもろくなる、疲労骨折

頑張りすぎに注意

骨折は、事故や転倒など強い衝撃が加わったときだけに起こるわけではありません。激しいトレーニングや長引く咳など、長期的な負担が積み重なって起こる「疲労骨折」もあるのです。

◆疲労骨折とは、骨の同じ部位に繰り返し力が加わることで起こります。一度に強い衝撃が加わらなくても、徐々に骨がもろくなり骨折してしまうのです。細かくひびが入るような軽度のものから、完全に折れてしまう重度のものまであります。

◆疲労骨折の場合、初期の痛みを我慢してしまいがちです。そのため治療が遅れ、悪化させるケースも多いといいます。たとえば、トレーニング時のみに現れる痛みを我慢し続けていると、何もしていないときでも痛みを感じるようになっていきます。

◆疲労骨折は、足の甲、かかと、足首、すね、ふくらはぎなど、下肢の骨に生じることが多いといわれますが、ひざの皿、手首、骨盤、肋骨などでも起こり得ます。スポーツ選手など激しいトレーニングを行っている人によく起こり、とくに女性に多いことが指摘されています。

◆若い女性が無理なトレーニングを繰り返すことで、女性ホルモンが不足し、無月経や骨密度の低下を招きます。その結果、疲労骨折を起こしやすくなるのです。また、ダイエットや摂食障害などにより、カルシウムをはじめとした基本的な栄養素が不足している場合も要注意です。

◆更年期以降の女性も、女性ホルモンの急激な減少によって骨密度が低下するため、疲労骨折のリスクは高くなります。骨が弱っていると、咳やくしゃみが続くだけで、肋骨の疲労骨折が起こるケースも少なくありません。

◆軽度の疲労骨折なら、ギプスなどで固定せず、安静にしていれば1か月程度でよくなります。しかし、完全に折れてしまった場合には、通常の骨折と同様ギプスで固定し、3か月程度は安静にする必要があります。

◆疲労骨折を起こさないためには、きちんと栄養をとり、骨を丈夫にしておくことが大切です。ハードなトレーニングをしている人は、エネルギーを消耗した分の栄養補給ができていないと、骨がもろくなってしまいます。正しい栄養管理が必要です。

◆また、休むことなく運動に取り組み、疲労骨折をする中高年も多いようです。スポーツ好きが高じて、気がつかないうちに下肢に過剰な負荷をかけていることがあるので注意が必要です。ジョギングなどシューズが必要なスポーツでは、足に負担がかからないよう目的にあったものを用意しましょう。痛みなどの不調がみられたら、早めに整形外科を受診することが大切です。

(監修:あそうクリニック院長 麻生伸一/2017年9月11日)

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