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喫煙は白血病のリスクを高める!?

今日から禁煙!

2017年4月、国立がん研究センターの研究グループは、喫煙と白血病罹患との関連を検討した研究結果を発表しました。喫煙は多くのがんや循環器・呼吸器疾患などの要因になることは以前から指摘されていますが、白血病のリスクを高めることもわかったのです。

◆すでに国際がん研究機関(IARC)は、喫煙が急性骨髄性白血病(AML)の確実なリスク要因の1つであると報告しています。これまで日本人を対象とした大規模な研究は、ほとんど行われておらず、今回の発表が初めてとなります。

◆調査は、岩手県、大阪府、高知県、沖縄県など10府県に住む40〜69歳の男女約10万人を対象に、1990年から2012年までの間、平均約18年間にわたり、健康状態などを追跡しました。

◆研究グループは、喫煙と白血病に罹るリスクを、年齢や居住地域、性別、職業、肥満指数など偏りがでないように分析。その結果、タバコ1日30本以上吸っている男性のグループは、急性骨髄性白血病(AML)にかかるリスクが、吸わないグループに比べ2.2倍高くなることがわかったのです。なお、1日30本未満の男性では、差はみられませんでした。

◆白血病には、急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)などがありますが、ALLやCMLについては罹患している人が少なく、今回の調査では、喫煙との関連性は明確になっていません。女性についても、喫煙者や白血病罹患者が少ないため、関連性は明らかにできなかったそうです。

◆国立がん研究センターは、AMLは他のがんに比べると頻度は低いものの、発症すると治療が難しい病気の一つと説明しています。タバコにはベンゼンや放射性物質などの発がん性が疑われるものが含まれており、これがAMLのリスクにも影響したと研究グループは結論づけています。

◆この調査により、喫煙とAMLの関連性において、国際的な評価が日本人にもあてはまることになったといえるでしょう。急性骨髄性白血病(AML)だけでなく、喫煙はさまざまな疾患を引き起こす要因となっています。健康のためにも、禁煙を始めてみてはどうでしょうか。

(監修:東京医科大学病院 総合診療科准教授 原田芳巳/2017年9月27日)

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