モバイルサイト「ケータイ家庭の医学」はこちら!
http://sp.kateinoigaku.ne.jp/

ヨガでうつ病が改善?

呼吸の効果に注目が集まる

うつ病の症状改善に運動が効果的であることはよく知られていますが、ヨガの具体的な効果についての研究成果が発表され、注目を集めています。

◆研究を行ったのは、ボストン医科大学院、ハーバード医科大学院などの研究チーム。中等度から重度のうつ病と診断された患者32人を、週3回ヨガクラスに参加するグループと、週2回のグループに分け、12週間後にうつ病の症状の変化を調べました。

◆ヨガのクラスは、いずれも1回90分。両グループとも自宅での練習も併行して行いました。その結果、両グループともにうつ病の症状が明らかに改善されたことがわかりました。研究チームのメンバーは、ヨガの深い呼吸法が、うつ病の症状改善に有効に働いたのではないかと指摘しています。

◆ヨガの呼吸法は、一般的には腹式呼吸(息を吸うとお腹がふくらみ、吐いたときはお腹がへこむ)で、鼻から吸って鼻から吐くのが基本です。ゆっくりと同じ勢いで息を吐ききるのがポイントです。

◆ストレスがたまって精神的に緊張が続いているときは、呼吸が浅くなる傾向があります。呼吸が浅くなると、体のすみずみまで酸素がいきわたらなくなり、筋肉がこわばって、さらに緊張が強くなる悪循環に陥ります。

◆意識的にゆっくりとしたペースで呼吸をすると、張りつめた緊張が和らぎ、ストレスが軽減されるといわれます。うつ病の症状改善には、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的だという報告が数多くありますが、ヨガの効果は呼吸法の影響によってもたらされるのかもしれません。

◆ヨガは他のスポーツと異なり、他人と競ったりポーズの美しさを追求したりするものではなく、自分のペースで無理なく行えるのが特徴です。日々の生活の中で、自分の心や体と向き合い、内観する時間をもつことは、ストレスの多い現代社会で健康を保つために重要です。

◆週に何回もヨガクラスに参加する時間がとれない人でも、ゆっくりと深い呼吸を心がける呼吸法ならどこにいてもできるので、実践してみるといいでしょう。

◆生きていく上で呼吸は欠かせないものですが、ごく当たり前にしていることなので、自分がどんな呼吸をしているのか意識することは、あまりないのではないでしょうか。

◆仕事や勉強に根を詰めたとき、気分が落ち込んだりイライラしたとき、ストレスを感じて落ち着かないときなど、ちょっとした合間の時間に意識的にゆったりとした呼吸をする習慣を身に着けるとよいでしょう。

(監修:横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター長 山本晴義/2017年10月3日)

気になる身体の症状を
◆チェック◆
症状チェック 食事記録 お薬検索 病気検索

『家庭の医学』

1969年の発行以来、
累計約330万部の
ロングセラーの最新版

総監修:聖路加国際病院院長
福井次矢

信頼の『家庭の医学』最新版を
iPhoneアプリにギュッと凝縮!


外出先でのアクシデントの際にも活躍!


はい、いいえで答えるだけで、気に
なる症状の対処方法がわかる!

1日数行で心をたてなおす

森田式ダイアリーのすすめ

神経症や心身症の苦しみを、自学自修の日記療法で克服する
著:林内科クリニック院長 林吉夫
定価1,512円(本体1,400円)

お医者さんの話がよくわかるから安心できる

「膵がん」と言われたら・・・

膵がんの診断と治療についてわかりやすく解説
著:杏林大学学長・同大学名誉教授 跡見裕 / 杏林大学医学部消化器・一般外科准教授 阿部展次
定価1,620円(本体1,500円)

専門のお医者さんが語るQ&Aシリーズ

甲状腺の病気

進歩した薬物療法、放射線療法、外科療法の情報を紹介
著:東京女子医科大学内分泌疾患総合医療センター内科・大学院教授 佐藤幹二
定価1,458円(本体1,350円)