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秋の食養生・・・冬に備えて

漢方の知恵をいかす

寒暖の差が激しくなり、冷たい風が吹きはじめる秋。乾燥しがちな時期なので、かぜをひいたり、体調を崩したりする人が少なくありません。寒い冬に備えるためにも、「食養生」の考え方を取り入れてみませんか。

◆食養生とは、中医学(中国漢方)の考え方で、食物がもつ効能を健康維持に役立てるというもの。とくに旬の食材は、その季節に私たちの体が必要としている性質が含まれていると考えられています。

◆秋のはじめは、暑さで弱った「脾(胃腸のこと)」の働きを助ける食材をとりいれましょう。トマト、キャベツ、大根、かぶ、かぼちゃ、春菊といった野菜のほか、いも類(山いも、さつまいも、里いも)、鶏肉、豚肉がおすすめです。

◆秋が深まると、気温・湿度が下がり、乾燥した風が吹きはじめます。そのため、肺や気道など呼吸器がダメージを受けるので、喘息や気管支炎、上気道炎など、咳の出る病気があらわれやすくなります。

◆また、中医学において、肺は呼吸だけではなく、「気」や「水分」を調節しているといわれます。細菌やウイルスなどの侵入を防ぐ「衛気(えき)」、全身を潤す体液「津液(しんえき)」を全身に巡らせることで、かぜの予防や、肌などの乾燥を防いでいると考えられています。

◆秋は肺をケアすることが大切です。肺を潤す効果のある食べ物をとりいれましょう。梨や柿といった秋の果物、アーモンドやくるみ、ごま、栗、ぎんなんといった種実類も肺の乾燥を防ぐといわれます。種実類はビタミン豊富で植物性の油もとれます。

◆また、寒い冬に備えるためにも、秋は「気(全身のエネルギー源)」を養っておきたい時期です。きのこ類(しいたけやしめじなど)、米、大麦、栗、いも類など、秋が旬の食べ物の多くは、気を養う食べ物です。

◆冷えやすい、または胃が弱いという人は、雑炊、スープなど、温かい汁物でとるとよいでしょう。とくに鍋物は、たくさんの食材を一度に食べられるのでおすすめです。秋に東北地方で行われる芋煮会は、旬の食材がたっぷりで健康上も理にかなった行事といえます。旬の食材を毎日の食卓に取り入れ、秋を元気に過ごしましょう。

(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子/2017年10月9日)

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