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乳がん…セルフチェックの習慣を

20〜30代は検査で見つけにくい!?

自治体による乳がん検診の対象は、40歳以上です。乳がん発症のピークは40代後半とはいえ、若くしてもかかる人がいるのも事実。20〜30代の若い世代が、乳がんを早期発見するためには、どうしたらよいのでしょうか。

◆国立がん研究センターがん情報サービスのデータによると、2012年に乳がんと診断された人は、7万3997名。そのうち20代は272名(0.3%)、30〜34歳は965名(1.3%)、35〜39歳は3072名(4.1%)。40歳未満の比率はそれほど高くないといえるでしょう。

◆乳がん患者は全体的に増加傾向にありますが、とくに若い年齢層で増えているわけではありません。もちろん不安があれば検査を受けることはできますが、40歳未満の乳がん検査には、高度な技術が必要となります。

◆というのも、若い人の乳房は乳腺の密度が濃いため、マンモグラフィーでは全体的に白く濁ってしまい、がんを見つけにくいといいます。若い世代では、超音波検査がすすめられますが、見落とされる可能性もゼロではありません。

◆若い世代にとって早期発見に重要なのは、触診によるセルフチェックです。乳がんは内臓とは違い「触ってわかる」がんといえます。自分で乳房を触り、以前と比べて変化や違和感がないか確かめる方法です。乳房がはっている生理前などは避けたほうがよいでしょう。少なくとも月に1度は行ってください。

◆まず鏡の前に立ち、乳房全体の外見を観察します。両手を上げた際、乳房にくぼみや引きつれなどの変形がないか確認しましょう。乳頭も陥没してないか、出血や分泌物がないかチェックします。

◆次に、親指以外の指の先を使い、乳房を色々な角度からやや強めに押して、しこりがないかを確認します。乳房の外側・上部に発生するケースが多いので、この部分は念入りにチェックしましょう。脇の下も忘れずに確認します。石けんやボディローションを手に塗り、すべりやすくした状態で行うと、わかりやすいでしょう。

◆しこりや塊を感じても、必ずしも乳がんとは限りません。乳がんのしこりの特徴は、小石のように硬く、形がでこぼこしていて、押しても動かないといいます。とはいえ、気になるしこりを見つけたら、速やかに乳腺科や乳腺外科など、専門医の検査を受けてください。

◆乳がんには、遺伝性のものがあります。血縁者に乳がんや卵巣がんを患った人がいる場合は、乳がんになりやすい体質かもしれません。若い頃から入念にセルフチェックを心がけましょう。

(監修:よしの女性診療所所長 吉野一枝/2017年10月12日)

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