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ジャンクフードとうつ発症に関連性が?

健康的な食事を

ハンバーガー、ポテトフライ、ドーナツ…手軽におなかを満たせるジャンクフード。体によくないと思いつつ、時間に追われる現代人にとって利用しやすいのは確かです。しかし、とりすぎは要注意。海外の調査によると、ジャンクフードとうつ病発症に関連性があることが指摘されています。

◆高脂肪で高カロリー、かつ味の濃いジャンクフードをよく食べる中高年は、うつ病発症のリスクを上げるかもしれないという結果を、東フィンランド大学の研究グループが専門誌に発表しました。

◆調査は「クオピオ虚血性心疾患リスクファクター研究(KIHD)」に参加したフィンランド人中高年男性2000人以上を対象に実施。アンケート形式で食事内容を記入してもらい、平均で13〜20年間、うつ病の発症と関連がないか追跡調査しました。

◆その結果、ソーセージや加工肉、甘い清涼飲料やデザート、ポテトフライなどの高脂肪で高塩分のジャンクフードをよく食べる人は、うつ病にかかるリスクが上昇していることがわかりました。

◆一方、野菜や果物、ベリー類、精製されていない穀物の全粒粉、魚、低脂肪チーズなどの健康的な食事をよくとる人は、うつ病のリスクが低下していました。

◆もうひとつの調査「フィンランド糖尿病予防研究(DPS)」でも、明らかとなっています。この調査では、うつ症状のある中高年男女140人を2群に分け、一方は健康な食事と運動をしてもらい、介入試験を実施。もう一方は普段と同じ生活をしてもらいました。

◆うつ病発症のリスクを3年間、追跡調査したところ、健康な食事や運動に取り組むと、うつ病のリスクが低下することが明らかになっています。

◆また、研究グループは、葉酸を多く含む野菜の摂取が、うつ病の発症リスクの低下につながると報告しています。葉酸はブロッコリーやホウレンソウ、アスパラガスなど緑黄色野菜に多く含まれています。

◆なお、コーヒーをよく飲む人も、うつ病の発症リスクが低下傾向にあるとのことです。ただし、コーヒーやお茶からとるカフェインは、うつ病の発症と関連はみられないということです。

◆うつ病の発症には、生活環境や遺伝的要因など、さまざまな要因が考えられます。今回の研究によって、食事内容とも関わりがある可能性が見えてきました。これまでも、ジャンクフードを食べ過ぎると、脳が萎縮するといった報告もあります。

◆慌ただしい毎日を送っている人は、少しでも健康な食事に近づけるよう、普段の食生活を見直しましょう。とく中高年は、ストレスが多い年代のうえ、加齢によって全身の代謝機能も低下してきます。心、すなわち脳にも良質の栄養を与えることで、よい状態をキープする可能性が高まります。今日から少しでも改善を!

(監修:虎の門病院 内分泌代謝科医長 宮川めぐみ/2017年10月25日)

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