モバイルサイト「ケータイ家庭の医学」はこちら!
http://sp.kateinoigaku.ne.jp/

かぜやインフルエンザ、感染経路は?

手洗いとマスク着用

かぜやインフルエンザが流行するシーズンは、感染予防が大切です。ウイルスや菌の主な感染経路は、飛沫(ひまつ)感染、空気感染、接触感染です。感染の仕組みと予防法を正しく知って、感染予防に役立てましょう。

◆「飛沫感染」は、咳やくしゃみなどによって、ウイルスや菌を含んだ微粒子・飛沫が飛び散り、それが鼻や口の粘膜などに接触することで起きる感染です。

◆飛沫とは、大きさが0.005mm以上の粒子のこと。ある程度の重さがあるので、くしゃみなどで勢いがついた場合以外は、飛び散っても1〜2mほどで地面に落下します。そのため、飛沫感染は近くにいる人からうつるというケースが多くなります。

◆飛沫感染で感染する病原体の代表格は、インフルエンザウイルスでしょう。そのほか、いわゆるかぜのウイルス、ムンプスウイルス(おたふくかぜ)、風疹ウイルスなども飛沫感染します。

◆飛沫感染の予防には、マスクの着用や感染者と一定の距離をとることが有効です。ウイルス自体はマスクの目を通り抜けますが、ウイルスを含んだ飛沫はマスクに引っかかるので、感染者が使えばウイルスをまき散らさない効果があります。また、マスクの着用で口元が加湿されることも、いくらか予防効果があると考えられます。

◆飛沫が空気中を飛んでいるうちに乾燥したりしてできる0.005mm以下の粒子を、飛沫核といいます。この飛沫核を吸い込むなどした結果の感染が「空気感染」です。

◆飛沫核は、長時間、空気中を浮遊しつづけるので、感染の範囲は広くなります。空気感染する病原体で代表的なものは、結核菌、麻疹ウイルス(はしか)、水痘ウイルス(水ぼうそう)です。なお、これらは飛沫感染もします。

◆空気感染の予防には、医療用の高性能マスクの着用や感染者の隔離、部屋の換気などが有効ですが、しっかりとした対策は医療機関でないと難しいかもしれません。お子さんの場合は、結核、はしか、水ぼうそうの予防接種を受けておくことが大事です。

◆「接触感染」は、ドアノブ、手すり、便座などから病原体が手指に付着し、その手指で口や鼻などに触れて感染するケースがイメージしやすいでしょう。そのほか、ウイルスや菌を含む食品を食べたり飲んだりすることで感染する場合や、性行為により血液や体液、粘膜をとおして感染することもあります。

◆接触感染する代表的な病原体は、インフルエンザウイルス、ノロウイルス、腸管出血性大腸菌(O157など)、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)といったものです。

◆接触感染の予防の基本は、手洗いです。帰宅したとき、トイレの後、調理や食事の前など、忘れずに実施しましょう。また、むやみに鼻や口の周りを触れない、感染した人の吐しゃ物や排泄物、血液、体液などの扱いに注意することも大切です。

(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子/2017年11月1日)

気になる身体の症状を
◆チェック◆
症状チェック 食事記録 お薬検索 病気検索

『家庭の医学』

1969年の発行以来、
累計約330万部の
ロングセラーの最新版

総監修:聖路加国際病院院長
福井次矢

信頼の『家庭の医学』最新版を
iPhoneアプリにギュッと凝縮!


外出先でのアクシデントの際にも活躍!


はい、いいえで答えるだけで、気に
なる症状の対処方法がわかる!

1日数行で心をたてなおす

森田式ダイアリーのすすめ

神経症や心身症の苦しみを、自学自修の日記療法で克服する
著:林内科クリニック院長 林吉夫
定価1,512円(本体1,400円)

お医者さんの話がよくわかるから安心できる

「膵がん」と言われたら・・・

膵がんの診断と治療についてわかりやすく解説
著:杏林大学学長・同大学名誉教授 跡見裕 / 杏林大学医学部消化器・一般外科准教授 阿部展次
定価1,620円(本体1,500円)

専門のお医者さんが語るQ&Aシリーズ

甲状腺の病気

進歩した薬物療法、放射線療法、外科療法の情報を紹介
著:東京女子医科大学内分泌疾患総合医療センター内科・大学院教授 佐藤幹二
定価1,458円(本体1,350円)