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子どものむし歯が二極化「口腔崩壊」も

大人が関心を持って

この20年で4分の1になったという調査結果もあるほど、むし歯のある子どもは減少傾向にあります。その一方で、未治療のむし歯が10本以上もある子どもが多く見つかっており、最近はむし歯の二極化が進んでいると考えられています。子どもの歯を守るためには、どうしたらよいのでしょうか。

◆近年、むし歯のある子どもは減少傾向にあります。その理由は、国内全体で、むし歯予防の意識が高まったことがあげられるでしょう。幼児期から歯みがき習慣を身につけさせ、歯科の定期健診も普及しました。

◆その一方で、未治療のむし歯が何本もある子どもが増えているそうです。兵庫県保険医協会の調査によると、県内の小中高・特別支援学校の歯科検診で、むし歯などが見つかった児童・生徒のうち、約65%がその後歯科受診をしていないことがわかりました。

◆さらに、「口腔崩壊」の子どもがいると回答した学校が35%にのぼると報告しています。口腔崩壊とは、未治療のむし歯が10本以上ある、歯根しか残っておらず物をかめないなどの状態をいいます。なお、大阪府や長野県で行った調査でも似たような傾向があったとのことです。

◆全体でみると、むし歯のある子どもは減っているにもかかわらず、むし歯が極端に多い子どもが増えているといった「むし歯の二極化」がみられます。その背景には、保護者が子どもの健康に対し無関心であること、生活の困窮によって経済的に子どもの歯に気をつかう余裕がないことなどがあげられます。ただし、子どものむし歯の治療費には、各自治体で多少異なりますが、医療費の助成制度があります。

◆子どものむし歯を放置しておくと、食べ物をうまくかめなくなります。そのため、顎の発達が阻害されたり、必要な栄養素がとれず体の発育に影響することもあります。また、永久歯の成長も妨げられます。

◆子どもは自分で歯を守れません。周囲の大人や年長者が協力して、子どもたちの歯を守るため、次のようなことを行ってください。
(1)菓子類(菓子パンやスナックなど)を食事代わりにしない。
(2)不規則に菓子類を食べない習慣をつける。
(3)甘い飲み物は多く飲まない(水やお茶などに)。
(4)歯磨きは朝夜2回が理想的、少なくとも夜寝る前は欠かさない。
(5)幼児は大人が仕上げ磨きをして、食べ物を口内に残さない。
(6)フッ素入り歯磨き剤を使う(歯科医院でフッ素塗布するとさらに効果的)。
(7)歯の定期検診を受け、むし歯が見つかったら必ず治療する。
(8)よくかむことで唾液の分泌量を増やす。

(監修:松下歯科医院院長 松下和夫/2017年11月20日)


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