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長時間座りっぱなしは死亡リスク増

仕事中でもこまめに動く

日常生活において座り続ける時間が長い人は、死亡リスクが高くなるという研究結果が発表されました。もし、座りっぱなしの生活をしているなら、今日からこまめに体を動かすことを心がけましょう。

◆長時間のフライトなど「座りっぱなし」が、エコノミークラス症候群を引き起こすことは広く知られています。下肢の血流が滞ってしまい、血栓ができやすくなるためです。その他にも座り続けることで、さまざまな病気のリスクが高まることが明らかになってきました。

◆座り続けてほとんど体を動かさない生活を「セデンタリー・ライフスタイル」と呼びます。WHO(世界保健機関)では、セデンタリーが喫煙や不健康な食事などと同様に、がんや生活習慣病の原因になると指摘しています。

◆また、米国コロンビア大学の研究チームは、座りっぱなしの生活によって、死亡リスクが高くなることを報告しました。この研究は、45歳以上の男女7985人を対象としたもので、日常の動作を約4年間にわたって追跡調査をしたものです。

◆その結果、1日に合計13時間以上座っている、または60〜90分座りっぱなしを繰り返しているグループは、座る時間が短いグループに比べ、死亡率が2倍に上昇したそうです。最も死亡リスクが高かったのは、1日に座っている時間が合計12.5時間以上で、一度に30分以上座りっぱなしを繰り返していたグループということです。

◆その一方で、1回に座って作業する時間が30分未満のグループは、最も死亡リスクが低かったといいます。研究グループでは、30分おきに休憩時間をとり、こまめに体を動かすようにと提唱しています。

◆しかし、パソコン作業中心の事務業務では、なかなか30分おきに立って移動するというのは難しいといえます。そこで、以下の行動をとりいれてみましょう。
(1)休憩時間は必ず立ち上がり、少し歩き回る。
(2)座ったまま、足首回し、つま先の上げ下げ、など下肢を動かす。
(3)通勤ではなるべく座らない、階段を使う。

◆立ったまま作業をしたり、会議を行ったりする企業も出ています。病気の発症リスクを減らすだけでなく、疲労感がとれる、姿勢がよくなる、気分転換ができるなど、さまざまな効用も期待できそうです。

◆自宅でも座りっぱなしになっていないか、確認してみましょう。テレビをみる、ゲームをするといったことは、長時間座り続けることにつながります。こまめに立って体を動かすようにしてください。

(監修:東京医科大学病院 総合診療科准教授 原田芳巳/2018年1月2日)


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