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夏のダメージ肌、紫外線対策だけで安心していませんか?

紫外線対策と美白は別もの?

夏は紫外線、汗、皮脂、エアコンなど、肌にとって刺激の多い過酷な季節。紫外線を防ぐことは、メラニンを増やさない対策だけではありません。夏の間にダメージを受けた肌、正しくケアしましょう。

◆紫外線がどれほど皮膚に悪いかは、もうご存じでしょう。UVカットのファンデーションや日焼け防止のクリームなどを使って、だれもが一応、紫外線には注意しているようです。しかし、UVケア=美白ではないことは、あまり知られていないのではないでしょうか。

◆UVケアは、紫外線を防ぐ対策です。日焼け止めは、皮膚の真皮まで達して老化をうながす「UV-A」、表皮に炎症を起こす「UV-B」を予防します。PA++やSPF20などで効果が表示され、さまざまなタイプが出ています。PAはUV-Aのカット効果、SPFはUV-Bのカット効果をあらわします。しかし、日焼け止めは汗や皮脂によって流れてしまうので、こまめに塗り直さないと紫外線対策が十分とはいえません。

◆一方、いわゆる美白対策というのは、メラニン対策を指します。メラニン色素は、紫外線を浴びると、皮膚を防御するためにつくられる色素です。浴びる紫外線の量が多すぎると、メラニン色素が過剰につくられてしまいます。また、加齢や夏バテによって代謝が低下すると、メラニン色素の排出が間に合わずに皮膚に沈着してしまったりします。これがシミとなって、一度できるとなかなか消えません。そこで、美白ケアでは、加齢とともに増えてくるシミやシミのもとがあらわれるのを防いだり、残ってしまったメラニン色素を目立たなくしたりします。

◆現在、「美白」と表示するには、厚生労働省が認める美白有効成分が含まれている必要があります。ビタミンC誘導体(メラニン色素を肌から排出する)、アルブチン(メラニン色素の生成を抑える)、プラセンタエキス(新陳代謝をうながす)、ルシノール(浸透力が高く肝斑にも効果が期待できる)、コウジ酸(メラニン色素の生成を抑える)などです。これらが入った化粧品は、「医薬部外品」と表示されています。

◆皮膚科では、たとえば色素沈着をした角質を除去するトレチノイン(レチノール誘導体)や、漂白効果のあるハイドロキノンを使ったシミ治療を行っています。薬の使用法や使用期間は、医師の指示にしたがってください。

◆美白にかぎらず肌のダメージを回復させるには保湿が大前提。暑い時季は、汗をかいたり脂っぽくなるため、お肌が潤っていると思い込んでいる人もいるようですが、脂っぽいことと肌の潤いとは別もの。とくに暑い夏〜初秋にかけては、紫外線やエアコンの刺激を受けるのに加えて、睡眠不足や栄養不足にもなりがちです。皮膚はよりダメージを受けやすく、肌のバリア機能が低下してしまいます。汗や汚れを流してさっぱりした洗顔後は、保湿効果が期待できるセラミドやヒアルロン酸などを含んだローションをつけましょう。肌の傷みが気になるときには、ワセリンなど低刺激のものだけをつけるといいでしょう。

◆毎日の食事で、ビタミンやミネラルなどの必要な栄養素をとることは肌にとっても大切です。高い化粧品を使っても、食事がインスタント食品ばかりでは、効果は不十分に。野菜や果物、良質なタンパク質など、バランスのとれた食事を心がけてください。

◆紫外線は肌に活性酸素を発生させる原因にもなります。活性酸素はコラーゲンなどを破壊し、しわやたるみを引き起こして肌を老化させます。年を重ねても美しい肌を保てるように、毎日こまめにケアすることが大切です。

(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子/2012年9月3日)

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