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寒さのせい?赤い「ほっぺ」は病気の可能性も…

気になる赤いほお

寒い季節には、大人も子どももほっぺたが真っ赤になったりしますね。子どもの赤いほっぺは愛らしく、いかにも健康的なイメージがありますが、慢性的に赤いとか、赤の色みが悪い、急に赤くなったといったときには病気が隠れていることがあります。また、大人では間違ったスキンケアのためのことも。健康的にも美容的にも気になる赤いほお。原因にはどんなことが考えられるか、探ってみましょう。

◆寒い季節に起きるほおの赤みのもっとも多い原因は、寒暖差による毛細血管の拡張です。寒いと毛細血管は収縮して体温を逃さないようにし、温かいところでは拡張して体温を調節します。それが寒冷地などで何度もくり返されると、毛細血管が拡張したまま元に戻らなくなり、血流が皮膚から透けて見えるようになるのです。気になるときにはマフラーなどでほおをなるべく冷気に当てないよう、ガードしましょう。

◆皮膚のもっとも外側を表皮といいます。表皮は皮膚を乾燥や刺激から守る役割を果たしていますが、これが薄くなって毛細血管が見えるようになったときにも赤いほおになります。薄くなる原因は体質などもありますが、クレンジングでゴシゴシと過度にこすってしまった、産毛をそりすぎてしまった、といったように不適切なスキンケアによることも。

◆ニキビや脂漏性皮膚炎など、肌のトラブルが顔の赤みの原因になっていることがあります。ニキビは毛穴の周りが固くなり、皮脂がつまってできますが、ほおのあたりに炎症が起きると赤ら顔に見えます。脂漏性皮膚炎は、皮脂が過剰に出て毛穴を塞いでできる皮膚の炎症。顔にできた場合、初期には鼻の周りやほおのあたりの地肌が赤くなり、軽いかゆみを伴うのが典型的な症状です。

◆「酒さ(しゅさ)」といって、鼻やほおが飲酒したときのように赤くなる病気があります。名前のイメージと違ってアルコール摂取の有無は関係ありません。日本人にはさほど多くありませんが、欧米では中年以降の女性によく見られる皮膚病で、数か月かけて皮脂腺や毛細血管が拡張し赤みが出てきます。原因ははっきりせず、高い室温や精神的緊張が高まるとひどくなります。

◆ほかに、ステロイド外用薬を顔に長期間使用すると副作用で「医原性の酒さ」があらわれることもあります。治療法は確立しておらず、治りにくい疾患です。

◆ほおの赤みが紫色がかっているときは、子どもも成人も心臓病が疑われます。心臓弁膜症などがあると静脈にうっ血が起こり、それがほおにあらわれるからです。また、両方のほおに羽を広げた蝶のような形をしたピンク色の紅斑が出るのは「エリテマトーデス」という膠原病の一種にみられる典型的な症状です。これは20〜30代の女性に多い病気です。

◆ほっぺに林檎のような真っ赤な紅斑が出る病気に、「リンゴ病(正式名=伝染性紅斑)」があります。これはヒトパルボウイルスB19による感染症で、初感染のときにほおが真っ赤になるのが典型的な症状です。乳幼児期や子ども時代に感染し免疫を得ることが多いのですが、大人になってからかかることもあります。症状はかぜに似て重くはありません。しかし、妊娠中の女性が感染すると胎児に影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。

(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子/2013年2月13日)


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