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春の子どもは体調不良に陥りがち 早めの対処を

新生活で病気を招かないためには?

春に入園・入学などで新たなスタートを切って、お子さんの集団生活が始まっていませんか。進級や進学、引っ越しなど、生活環境やリズムが変わることが多い時季でもありますね。環境が変化すると緊張や疲労から体調をくずしやすく、感染症などにもかかりやすくなります。

◆初めての保育所や幼稚園、小学校は、きっと緊張の連続でしょう。大人が思う以上のストレスがかかっているかもしれません。ストレスは体調不良の大きな原因になります。最初は慣れなくて当たり前、疲れを見せるのは一日がんばった証と思い、十分に休養させましょう。

◆お母さんやお父さんの不安は子どもにも影響します。あせらず、慌てず見守ってあげましょう。帰ってきたら、まずは抱っこしてあげるのもおすすめです。お母さんお父さんの抱っこはそれだけで子どもの心身を安定させます。

◆学童期になるとクラス替えをした、先生が変わった、新しく習い事を始めたといった環境の変化をきっかけに体調不良になることも。それまでスムーズだった便通がとどこおり便秘気味になった、原因不明の腹痛を訴える、朝なかなか起きられない、少食または過食になるといったときは心身の不調のサインかもしれません。

◆子どもの場合は心の内をうまく言葉で表現できず、体の不調で訴えることがあります。生活リズムが狂い始めたときは注意を。

◆また、集団生活の中でストレスがかかると、免疫系が弱まり感染症にもかかりやすくなります。この時季に注意したい感染症の1つに溶連菌(ようれんきん)感染症があります。溶連菌はありふれた細菌ですが、初めて感染したときは強い症状が出ることが多いので要注意です。

◆溶連菌感染症の症状は38〜39℃の高熱とのどの腫れや痛みです。かぜと同じような症状ですが、熱が下がらず、赤い発疹が見られるようになります。

◆さらに重症化すると、かゆみのある赤い発疹が全身におよび、舌は赤くイチゴ状になります。重症化した溶連菌感染症は、昔は「猩紅熱(しょうこうねつ)」といわれる怖い病気でしたが、今は抗菌薬がよく効くので心配はいりません。早めに受診しましょう。

◆このほか、春から初夏にかけてかかりやすい感染症には、風疹、水ぼうそう、麻疹(はしか)、おたふくかぜ、手足口病などがあります。子どもの様子がおかしいときには、無理をせずに早めに休養、受診を心がけましょう。

◆必要な予防接種は済みましたか。麻疹と風疹の予防接種「MR」は、1歳以降に公費で受けられます。水ぼうそう、おたふくかぜは任意接種で自費になりますが、1歳以降に医療機関を受診すれば接種ができます。

◆これらの感染症予防は大人にとっても重要で、とくに風疹は妊娠中のお母さんがかかると胎児に先天異常を起こす可能性があるため、大人も免疫を調べ、ワクチン接種を受けておくことをおすすめします。

◆現在はたくさんの予防接種があるため、忘れることもあります。予防接種をスケジュール通り受けているか、かかりつけ医を受診する時には母子健康手帳を持参してよく相談してください。

(監修:医療法人社団秀志会 松平小児科院長 松平隆光/2013年5月13日)

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