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紫外線で目にシミ? 瞼裂斑、翼状片

白目が黄色くなっていませんか?

紫外線が原因となる病気に、瞼裂斑(けんれつはん)や翼状片(よくじょうへん)といわれる病気があることをご存じでしょうか。白目の一部がシミのように黄色くにごって盛り上がってくる病気です。あまり聞き慣れない病気ですが、じつはかなりの人に症状がみられ、身近な病気であることがわかってきました。

◆瞼裂斑についてのある企業の調査によると、約6割の人に瞼裂斑が認められ、年代別にみると20歳代で40%以上、30歳代で50%以上、40歳代で60%以上というように、年齢が上がるにつれて多かった結果が報告されています。

◆また、ある眼科医による中学生対象の調査でも、35%以上の生徒に初期症状がみられ、特に屋外スポーツの部活動をする生徒に高い頻度でみられるという結果が得られたそうです。

◆瞼裂斑のおもな症状は、白目の部分に黄色い斑点ができたり盛り上がってきたりすることです。鼻側に多くみられ、耳側や両側にあらわれるケースもあります。これはタンパク質と脂肪の沈着で組織が変化したもので、悪性のものではありません。

◆初期では自覚症状はありませんが、血管の筋が赤くみえたり、白目がにごって見えたりすることで気づくことが多いようです。また、盛り上がった部分がごろごろしたり、まぶたでこすれて炎症を起こしたりして眼科を受診するケースもあります。

◆また、よく似た症状に翼状片があります。翼状片は白目の組織が黒目(角膜)のほうへ伸びてかぶさってくる病気で、組織が黒目まで伸びてくるまでは、白目の盛り上がりが瞼裂斑とよく似ているので、区別が困難です。しかし、瞼裂斑では組織が黒目へ伸びてくることはありません。

◆どちらの病気も、赤く炎症を起こしている場合は点眼薬で炎症を抑えます。まばたきに支障が出るほど白目が盛り上がっている場合には、手術をすることもあります。翼状片も点眼薬で炎症を抑えて様子を見ますが、黒目への組織の侵入が大きくなったり、視力の低下がみられたりするときには手術が必要になります。

◆瞼裂斑、翼状片どちらもはっきりとした原因はわかっていませんが、まずは紫外線にさらされること、乾燥やほこりっぽい環境、あるいはコンタクトレンズが原因となることも多いようです。

◆屋外での仕事やスポーツなど紫外線をたくさん浴びる環境にいる人は、UVカットの眼鏡やゴーグルの着用など、できるだけ紫外線を避けるような対策をとりましょう。紫外線の影響は、目の老化を早め、白内障などの要因となることがわかっています。これから夏に向けての日焼け対策は、肌だけでなく、目のケアも忘れずに。

(監修:梶田眼科院長 梶田雅義/2013年5月22日)

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