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肥満はうつる?

太った友人と行動を共にすると…

あなたがいつも行動をともにしている友人のなかに、太っている人はいませんか? 一緒に行動する女性同士では服や髪型などが似てくる傾向がありますが、体型も例外ではないようです。

◆肥満はうつる、というショッキングなデータが権威ある医学雑誌に掲載され、話題を呼んでいます。報告によれば、友人が肥満になると、その2〜4年後に自分も肥満になるリスクが約60%増加するというのです。

◆とくに、親しい友人が肥満になると、さらに肥満リスクが増加するといいます。もちろん、肥満そのものが伝染病のようにうつるわけではありませんが、肥満を招く行動パターンが影響を及ぼすということなのです。

◆肥満児の家族はやはり肥満であることが多いというのは、体質の遺伝だけでなく日常的な食生活の影響だとわかりますが、よく行動を共にする友人の存在もあなどれません。

◆たとえば、一緒にランチに行った友人が、おいしそうなデザートを目の前で食べていたら、自分も欲しくなるのが自然です。アメやお菓子を持ち歩き、たびたびすすめられたら、つい口に入れてしまうでしょう。外食するにも、バイキングや高カロリーなメニューが多いお店に付き合っていると、好みが変わったり、毎食満腹まで食べるのが習慣になりがちです。

◆元来、食べることが好きな人は、食べたい気持ちを抑制するのに相当な意志の力が必要です。それなのに、身近な友人や付き合っている人から食べ物の誘惑を受け続けたのでは、我慢するのはかなり大変です。反対に、意志の弱い人がダイエットしたいときには、食べることに抑制のきいた友人と一緒に行動をともにするほうが成功しやすいともいえそうです。

◆肥満のメカニズムは実に単純。エネルギーの消費より摂取が多ければ、その分が体内に蓄積されてしまいます。運動のきらいな友人と一緒にいると、駅の階段を使わず、エスカレーターやエレベーターに直行、なんてことも多くなってくるはず。すると、消費エネルギーは減る一方ですから、食事との相乗効果でさらに肥満への道へ進むことになってしまいます。

◆ダイエットしたいけど長続きしない、友人に肥満の人や大食漢が多いという人は、食習慣や行動は周囲の影響を受けやすい、ということを頭に入れて気をつける必要がありそうです。逆にともに望ましい方向に目標を定め、励まし合って生活習慣に気をつけていけば、お互いにコンディションが良くなる可能性が高そうです。

(監修:虎の門病院 内分泌代謝科医長 宮川めぐみ/2013年6月28日)

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