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肌がまだらに白くなる

根気よく治療を続ける

美白化粧品の使用で肌がまだらに白くなる白斑を発症するという、女性にとって残念なトラブルが話題になりました。白斑とはどのような病気なのでしょうか。また、症状が出てしまった場合、どのような治療法があるのでしょうか。

◆白斑は皮膚の一部の色が白く抜け落ちる原因不明の皮膚病で、皮膚の色を作っているメラノサイト(色素細胞)の活性が失われることで発症します。全身に生じるタイプのほか、局所に限局するタイプ、皮膚の神経に沿って現れるタイプなどがあり、形もさまざまです。

◆甲状腺機能障害や悪性腫瘍に続発する場合もありますが、多くは体の機能に影響はなく、健康に害を及ぼすこともありません。ただし、目に見える症状であるため、美容や社会生活面での本人の精神的苦痛は非常に大きいといえます。

◆化粧品による白斑は、美白成分「ロドデノール」を含む複数の化粧水や乳液などを重ね塗りした人に多く現れる傾向がありました。日本皮膚科学会の追跡調査の結果では、使用を中止して半年以上たった患者さんの約6割で、白斑が縮小するなどの回復傾向がみられたことが確認されています。

◆白斑に対する根本的な治療法は確立していませんが、さまざまな治療を根気よく続けることで改善する可能性があります。外用剤では、タクロリムス軟膏や副腎皮質ホルモン、円形脱毛症の治療に使われるカルプロニウム塩化物などが用いられます。活性型のビタミンD3が有効という報告もあります。

◆紫外線療法も一定の有効性を示します。長波長紫外線(UVA)を照射するPUVA療法のほか、最近ではナローバンドUVB療法と呼ばれる中波長紫外線(UVB)を用いた治療法も注目されています。

◆こうしたさまざまな治療で効果が不十分な場合でも、皮膚の色素を薬剤やレーザーで脱色して肌の色のコントラストを目立たなくしたり、皮膚移植などの方法があります。皮膚を着色する化粧品の使用も、見た目をカバーするのに有効です。

◆いずれにせよ、皮膚科専門医に必ず相談してください。期待できる効果と治療の限界を知った上で、自身が納得のできる治療法を選択することが大切です。

(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子/2014年1月16日)

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