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スリムへの近道「NEAT(ニート)」って?

日々の行動を見直してみよう

肥満の予防に運動が大切とわかっていても、毎日忙しくて時間がとれないという人は多いのではないでしょうか。わざわざ運動のための時間を作らなくても、日常生活の中で少し意識を変えるだけで消費カロリーを増やすことができます。

◆NEAT(ニート=非運動性熱産生)は、立ったり、歩いたり、物を持ち上げたりといった、普段の何気ない行動で消費するエネルギーのこと。日常生活の中でNEATを意識すれば、特別な運動をしなくても肥満の予防や解消に役立ちます。

◆NEATを増やすための工夫として、例えば、駅でエレベーターではなく階段を使うなどがあります。階段を上り下りするときには、大腿筋(おしりの筋肉)やハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)などの大きな筋肉を使います。そのため適度な筋トレになり、消費エネルギーがアップするのです。

◆また、電車の中で座らず、立っているだけでも消費エネルギーは1.3〜1.5倍に増加します。座らないことを「エネルギーが消費できるチャンス」と前向きに捉えられるよう、意識を変えていくことが大切です。

◆海外の研究でも「座って過ごす時間が長いと、寿命が短くなる可能性が高い」という報告があります。家庭内でも電話で話すときや、テレビのCMの間などは立つことを習慣にするといった工夫をしてみては。椅子から立ち上がるだけでも、思いのほか筋力を使っているものです。

◆会社ではデスクワークの人も、フロアの移動には階段を使う、昼休みに少し長い距離を歩く、人を呼ぶより自分から席を動くなど、ちょっとした心がけでエネルギーの消費量が変わってきます。ふくらはぎの筋肉を使うと血液の循環やリンパの流れがスムーズになり、下半身のむくみ予防にも効果的です。

◆歩くときは骨盤を立てて下腹部に力を入れ、前のめりにならないよう姿勢をまっすぐに。この姿勢で歩くと大臀筋やハムストリングスがしっかり使えるようになり、NEATの増加につながります。

◆椅子に座る場合は、両ひざが離れないように脚を閉じるようにすると効果的です。太ももに力を入れてくっつけるようにすると内転筋(内腿の筋肉)が鍛えられ、美脚効果も期待できます。意外と疲れますが、習慣にしてしまえば自然にできるようになってきます。

◆ほかにも、「新聞を取ってきて」などと頼まず自分で取りに行く、家の掃除を一生懸命する、家電はリモコンではなく自分が動いて操作するなど、少し行動を変えるだけでNEATは確実にアップします。

◆一つひとつは小さいことでも、毎日の積み重ねで効果は思いのほか大きくなります。特別な時間を必要としないことも取り入れやすい点。NEATを意識して、日ごろの行動を改めて見直してみてはどうでしょうか。

(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子/2015年5月22日)


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