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瞳孔が開いたまま!?アディー症候群

まぶしすぎて目が見えない?

瞳孔は目に入る光の量を調整するために、明るいところでは小さく、暗いところでは大きくなります。アディー症候群とは、この機能がまひし、瞳孔が開いたまま(散瞳)になってしまう疾患です。

◆アディー症候群の代表的な症状は、明るいところがとてもまぶしく感じる、かすんで見える、目が疲れるといったことがあげられます。なお、痛みが生じることはあまりないようです。

◆片眼だけに発症することがほとんどで、20〜40代の女性に多くみられるのも特徴です。いつもと違う見え方によって気づくほか、鏡に映った顔を見て、瞳の大きさが違うことでわかったという人もいます。

◆この疾患は、瞳孔のまひと併せて腱反射の消失がみられます。これは、ひざの腱をたたいてもつま先が弾まないといった症状です。

◆瞳孔の収縮には、瞳孔括約筋と散大筋がはたらいていますが、これらは自律神経によってコントロールされています。そのため、アディー症候群は、自律神経のひとつ、副交換神経のまひが原因として考えられています。しかし、なぜまひするのか、その要因は明らかとなっていません。

◆治療は対症療法が中心となります。まぶしさを抑えるために、ピロカルピン点眼薬や抗コリンエステラーゼ薬が処方されます。またサングラスや虹彩付きのコンタクトレンズでまぶしさを防いだりします。

◆治るまでの期間は、個人差があるようです。その間、生活の質(QOL)を保つために、紫外線や明るい電灯から目を守り、薬で症状を抑えながら専門医の経過観察を続けることが必要となります。

◆散瞳は、さまざまな病気の症状としてあらわれることもあります。脳腫瘍、脳動脈瘤、脳梗塞など脳の病気や、糖尿病、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデスなどの膠原病、関節リウマチでもみられることも。散瞳の症状があらわれたら、速やかに医師の診察を受けることが大切です。

(監修:梶田眼科院長 梶田雅義/2017年3月1日)

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