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結婚が恐怖に!?マリッジブルー

ひとりで悩まず誰かに相談を

結婚することはとてもうれしいはずなのに、気分が落ち込む…結婚前に「マリッジブルー」を抱える人は少なくありません。気持ちが沈むだけでなく、睡眠障害や食欲不振などの抑うつ症状を招くこともあるので、早めの対処が必要です。

◆結婚前には多くの人が大なり小なり不安を感じるものです。しかし、なかには漠然とした恐怖感や不安感が高まり、さまざまな抑うつ症状が現れる人もいます。この状態を俗に「マリッジブルー」と呼んでいます。多くは女性にみられますが、男性でも起こることがあります。

◆心の落ち込みを感じはじめるのは、「プロポーズを受けてすぐ」「結婚式の準備を始めたころ」「親へ挨拶したあと」などさまざまです。また、1〜2週間でおさまったり、何カ月も続いたりなど、マリッジブルーを抱える期間には個人差がみられます。深刻化すればうつ病へと移行するケースもあるので軽視できません。

◆環境が変わることは、誰でもストレスの原因となります。それが、就職、栄転、新居への引っ越し、結婚など客観的には喜ばしいことに思える事柄でも、心の負担になることがあるのです。

◆とくに女性は、結婚前に大きなストレスを感じる傾向にあります。例えば、苗字が変わること、舅姑をはじめとした姻戚関係への不安のほか、これまで続けてきた仕事や趣味を続けられるか、家事との両立が可能かなど、女性に求められることが多い現実に、さまざまなプレッシャーを感じがちです。

◆さらに、結婚式の準備や新居への引っ越しなど、大事な場面でパートナーを非協力的と感じた場合は、不安が不信に変わり「この先、この人とうまくやっていけるか自信がない」などと、結婚相手の選択そのものにも疑問を感じるようになります。

◆男性の場合、結婚することで今までの生活が送れなくなる、経済的な責任を重く感じるなどの不安が生じます。また、大きな資金が必要な結婚式や新居の準備では、金銭感覚の違いが顕著に表れやすく、性格の不一致を感じやすくなります。

◆マリッジブルーは、結婚への憧れや高い理想を抱いてきた人ほど陥りやすいともいわれます。お互い育ってきた環境が異なることを認識し、その違いを尊重しつつわかり合えるよう努力するのが夫婦の第一歩と考えましょう。

◆親やきょうだい、友人など、先に結婚した“先輩夫婦”に話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。ひとりで悶々と悩まずに、まずは誰かに相談することをおすすめします。もし、落ち込みや意欲低下、睡眠障害、食欲不振などの抑うつ症状が長く続く場合は、速やかに心療内科など専門医を受診するようにしてください。

(監修:横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター長 山本晴義/2017年6月6日)

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