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ED診療のガイドラインが改訂に

EDのリスクファクターとは

勃起不全(ED)は、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発することをいいます。日本全国に1000万人以上いると推定されており、男性ならば誰でも起こりうる病気です。このEDの診断の基準となる「ED診療ガイドライン」が、6年ぶりに改定されました。

◆2018年2月、日本性機能学会と日本泌尿器科学会は「ED診療ガイドライン」の改訂版をHP上で公開しました。改定版となる第3版では、リスクファクターの見直し、診断のための評価スケール、薬物療法の新たな情報などが加えられています。

◆EDを引き起こすリスクファクターとして、改訂版では、加齢、糖尿病、肥満・運動不足、心血管疾患・高血圧、喫煙、テストステロン低下、慢性腎臓病・下部尿路症状、神経疾患、手術・外傷、うつなど精神的因子、薬物、睡眠時無呼吸症候群の12項目があげられています。なお、脂質異常は除外されました。

◆また、EDを引き起こす可能性のある薬剤として、降圧剤、抗うつ薬、前立腺肥大症治療薬(α遮断薬と5α還元酵素阻害薬)、髄腔内バクロフェン療法、非ステロイド抗炎症薬の5つの項目に整理されています。ホルモン剤、抗潰瘍薬、脂質異常症治療薬、呼吸器官・アレルギー用剤は、削除されました。

◆診断に関しては、改訂版ではアルゴリズムという形式をとり、患者の訴えから臨床検査までの医師の診断への指針が示されています。問診票では、国際勃起機能スコア(IIEF)、IIEFの短縮版(SHIM/IIEF-5)に加えて、直近4週間の勃起状況の評価スケール(IIEF-6)や、勃起の硬さを調べるスケール(EHS)が追加されました。

◆治療については、薬物療法が整理されており、CQ(Clinical Question)で、さまざまなケースを紹介しています。また、インターネットで手軽にED治療薬を購入する人もいるようですが、その中に偽造薬が多く含まれており、その危険性についても触れています。

◆「ED診療ガイドライン」は、HP上で公開されているので、誰でも閲覧することができます。その診断や治療法がはっきりと示されることで、受診に対するハードルが低くなるのではないでしょうか。

◆EDの出現が、将来の心筋梗塞などの心血管イベントの前兆になる可能性も指摘されています。もし、気になる症状があれば、早めに泌尿器科をはじめとする医療機関を受診して、適切な治療を受けましょう。EDは決して1人で悩むような症状ではありません。

(監修:ますえクリニック 増栄孝子/2018年9月19日)

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