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月経時の吐き気、ムカムカを防ぐには

プロスタグランジンの分泌を整える

月経に伴う不調には、さまざまな症状がみられます。腰痛や下腹部痛、乳房の張り、倦怠感、イライラ等を感じる人が多いようですが、なかには吐き気や胃の気持ち悪さを訴える人も。月経時の胃の不快な症状を軽減するためには、どうすればよいのでしょうか。

◆月経中に感じる吐き気や、胃がムカムカする気持ち悪さなどが生じる原因には「プロスタグランジン」というホルモンの分泌がかかわっています。このホルモンには、いくつかの種類があり、子宮や気管支等の平滑筋の収縮、血管の収縮や拡張、免疫抑制などの働きがあることが知られています。

◆プロスタグランジンは、月経時に子宮内膜で分泌され、はがれ落ちた子宮内膜を血液とともに体外に排出するために子宮を収縮させます。過剰に分泌されると、必要以上に子宮が収縮し、下腹部痛や腰痛などを引き起こします。同時に、胃や腸にも作用するため、吐き気や気持ち悪さなどが生じます。さらに、プロスタグランジンには痛みを強める作用があるので、頭痛やめまいをはじめとした月経痛の誘因になるとみられています。

◆過剰分泌の原因として、体の冷えやストレスによるホルモンバランスの乱れなどが考えられます。これらにより血行が悪くなると、経血の排出が滞ってしまうため、体は子宮の収縮を促そうとして、プロスタグランジンを多量に分泌するといわれています。

◆冷えの予防として、ふだんから腹巻やカイロ等を使用する、入浴のときは湯船にゆっくりつかるよう習慣づける、生姜やにんにく、根菜など体を温める食材を積極的にとるなどをおすすめします。

◆血行をよくするためには、適度な運動が有効です。20分程度のウォーキングや軽めのジョギング、ストレッチなどを、日々の生活に取り入れましょう。

◆ホルモンや自律神経のバランスを整えるためには、ストレスをためないことが大切です。毎日バランスのよい食事を心がける、十分な睡眠や休息をとるなど、規則正しい生活を送るとよいでしょう。

◆月経のたびに強い吐き気、生理痛、過多月経におそわれる場合は、子宮内膜症や子宮筋腫など婦人科系の病気や、ホルモン分泌の異常が原因のこともあります。つらい症状がくり返されるときは、一度、婦人科を受診して医師に相談しましょう。

(監修:中村クリニック院長 中村理英子/2018年10月30日)

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