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閉経後は「デブ菌」が増える?

腸内環境を整えよう

閉経後の女性は太りやすく、さらには生活習慣病のリスクも高まることがわかっています。その理由として「閉経後、腸内にデブ菌が増えるから」という研究結果が発表されました。肥満防止のためには、腸内環境を整えることも重要なのかもしれません。

◆閉経後の女性は、内臓脂肪の増加、血糖値の上昇傾向など、メタボリックシンドロームのリスクが高まることが知られています。東京医科歯科大学と東北大学の研究チームは、その理由として、閉経後の腸内環境の変化にあることをつきとめました。

◆この研究では、卵巣摘出マウスの腸内細菌叢を解析。その結果、「デブ菌」と呼ばれるファーミキューテス門に属する腸内細菌が増加し、逆にやせ型の人に多く存在する細菌が減少すると報告しています。

◆また、ポリフェノールの一種である「プロアントシアニジン」が、卵巣摘出マウスの腸内環境を改善し、内臓脂肪・皮下脂肪の蓄積を抑制することがわかりました。つまり、メタボの改善に役立つと考えられるそうです。

◆なお、「プロアントシアニジン」は、ブドウ種子のほか、リンゴ未熟果実、柿渋、松樹皮等に多く存在するといいます。これらから抽出したエキスは、サプリメントで市販されていたり、化粧品や機能性食品などに用いられたりしています。

◆ただし、今回の実験はマウスの段階であり、ヒトへの効果は明らかとなっていません。また、プロアントシアニジンを摂取するために、ブドウの種やリンゴの未熟果実を食べることはやめましょう。

◆腸には500種類500兆もの腸内細菌が生息しており、それぞれが体にさまざまな影響を与えているといいます。その働きは、便通を快適にするだけでなく、免疫力の向上、精神的な安定など、体と心の健康と密接な関わりを持っていることがわかっています。

◆そのためにも、健康維持のためにも日ごろから腸内環境を整えることを意識しましょう。とくに閉経後の女性は、食物繊維の多い食材や発酵食品などを積極的に摂取することをおすすめします。また、定期的な運動やリラックスなどをプラスして、生活習慣病を防ぐように努めることが必要です。

(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子/2018年12月6日)

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