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へアカラー剤のアレルギーに注意

一度でもかぶれたら使用中止を

「使用前に必ずパッチテストを」と注意書きされている白髪染めやヘアカラー剤ですが、自分で染めるにしても、美容院で染めるにしても、パッチテストは怠りがち。しかし、肌に合わないと頭皮だけでなく、顔まで腫れるほどのアレルギー症状が出ることも。特に更年期は肌荒れなどを起こしやすいので、「ずっと使っているから」という過信は禁物です。

◆へアカラー剤で引き起こされるかぶれには、薬液の刺激そのものによる場合(刺激性接触皮膚炎)と、アレルギー性の場合とがあります。刺激性の場合は、比較的短時間のパッチテストでかゆみや痛み、ヒリヒリ感などが現れるので、トラブルが起きる前に使用を控えることができます。

◆一方、アレルギー性の場合は、繰り返し使用することで発症しやすくなります。すぐには症状が出ないので、トラブルがヘアカラー剤によるものとは認識できず、そのまま使い続けることで症状を悪化させ、長引かせてしまいます。

◆アレルギー性のへアカラー剤トラブルは、今までは大丈夫だったとしてもある日突然症状が出ます。毛染めの頻度が増す40〜50歳代は、体質が変化する更年期とも重なるので注意が必要です。

◆主な症状としては、頭皮のかぶれ、すなわち、むくみ、発赤、ヒリヒリ感、水疱や湿疹などが見られます。さらに、髪の生え際や耳、顔、まぶたが腫れることもあります。時には、入院する程の重症になる場合があります。

◆これらの症状は、へアカラー剤の使用後48時間たった頃に顕著に現れます。症状が出たら、速やかに皮膚科を受診してください。放置したり自己判断で市販薬などを使用するのはやめましょう。症状を長引かせないためにも、早めに適切に処置することが大切です。

◆一度でもヘアカラー剤でアレルギー症状が出現した場合、その後は決して使用しないでください。たとえアレルギー症状が軽度であっても、使い続けるのは大変危険です。

◆ヘアカラー剤の成分でアレルギーの原因となるものは、パラフェニレンジアミン(ジアミン)、過酸化水素などです。なかでもジアミンを原因とする例が最も多く、「ジアミンアレルギー」と呼ばれます。

◆ジアミンを含まないヘアカラー剤もあるので、ジアミンにアレルギーがあっても毛染めをすべて諦める必要はありません。ヘアマニキュア、カラートリートメントなどがあり、染色効果や持続性は弱いものの、頭皮への刺激も比較的少ないとされています。しかし、他の成分でかぶれなどの症状がでる場合もあるため、事前の確認やパッチテストをした上で、使用をしてください。

◆また、髪の生え際や分け目の白髪を目立たなくする、一時的に着色するヘアマニキュア、ヘアスプレーなどもあります。パラフェニレンジアミンの入っていないヘアカラーを通信販売で購入することも可能です。ただし黒色にしか染められません。これらを使用すれば毛染めの頻度を抑えることもできるので、上手に併用して髪や頭皮を健やかに保ちましょう。

(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子/2019年1月18日)

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