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災害に備えて薬の情報をどう管理する

情報の更新も忘れずに

大きな自然災害が続き、避難生活などが他人事とは言ってはいられない昨今、自分がいつ被災者になるかわかりません。特に持病があって服薬中の場合、災害時に備えてどんな準備をしておくべきか、お薬の備えについて改めて確認しましょう。

◆日ごろからお薬を飲んでいる場合、何の薬をどれだけ飲んでいるか覚えているでしょうか? 家族の服用している薬は知っていますか? 薬を持っていないときに被災した場合、代わりの薬を新たに調達しなければならないかもしれません。

◆これまでかかっていた病院や薬局が被災してカルテが確認できない場合に備えて、正しい薬の情報を知っておく必要があります。暗記するのも一つの方法ですが、何mgといった量も含めて、正しく覚えていないと意味がありません。

◆正しい薬の情報とは、薬剤名と用法・用量などです。カプセルか錠剤かといった形状や、飲み方・使い方の注意点などもあれば、それらも含みます。

◆正確な薬の情報のわかるものとして、お薬手帳があります。お薬手帳を使用していれば、処方された薬の情報が記録されているので、これを医師や薬剤師に提示することでかかりつけ医でなくても薬の使用履歴が確認できます。

◆このほか、薬と一緒に渡される薬の薬剤情報提供書にも詳しい情報が記載されています。薬剤情報提供書とは、薬の名前とともに薬の写真、服用時の副作用や注意事項なども記載された紙で、その一覧表をプリントしてくれる医療機関が増えています。

◆避難時にお薬手帳を持ち出せなかった場合に備えて、この説明書のコピーやお薬手帳の最新ページのコピーを財布や非常用持ち出し袋の中に入れておくと安心です。また、携帯電話で写真を撮って保存しておく方法も簡単です。

◆これらの情報は、本人や家族はもちろん、遠方に住んでいる子や親、介護事業所、親しい友人などと情報を共有しておくことも大切です。薬の情報をFAXで送る、写真をメール等で送るなど、自分に合わせた方法でかまいません。病院、薬局、自分で保管していた情報がすべて失われた場合にもすぐ対応できるからです。

◆医療機関が被災した場合、他の地域からの援助が確立されるまでに72時間、約3日はかかると予想されています。医療機関の援助が再開されるまでの間、薬が切れて体調に異変が起こらないよう、服用中の薬はできれば3〜7日分の予備を持っていることが理想です。

◆特に高齢者や、生命にかかわる病気の治療薬を使っている場合は、本人だけでなくできるだけ複数の人が薬の情報を共有しておくことが、いざという時に役立ちます。

(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子/2019年1月30日)

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