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インフルエンザ発症に伴う異常行動は?

抗インフルエンザ薬との関係はない

突然走り出す、ベランダから飛び降りるなどの異常な行動が報告され、インフルエンザにかかったときは、十分に注意すべきとされています。インフルエンザに伴う異常行動は、抗インフルエンザ薬の服用の有無、薬の種類を問わずに起こることがわかっています。では、どんな点に気をつければよいのでしょうか。

◆ベランダから飛び降りようとした、突然笑い出して外に走り出した、変なことを言い出してもうろうと部屋の中を動き回るなど、インフルエンザにかかり、抗インフルエンザ薬を服用した10代の患者の異常行動が報告されたのは2007年。その実態解明に厚生労働省では毎シーズン、異常行動に関する調査を実施しています。

◆2017/2018シーズンの調査では、重度の異常行動を起こした季節性インフルエンザ患者は95件。年齢は9歳と13歳が最も多く、94件が19歳以下でした。性別では男性63%、女性37%と男性に多い傾向で、発熱から異常行動出現までの日数は、2日目が50%を占めていました。

◆抗インフルエンザ薬を使用した例では、薬の種類別でオセルタミビル(タミフル)23件、ザナミビル(リレンザ)16件、ラニナミビル(イナビル)26件、ペラミビル(ラピアクタ)2件という結果。全く薬の服用がない患者は16件が報告されています。

◆この結果からは、これまでと同じく抗インフルエンザ薬の種類、服薬の有無と異常行動は特定の関係に限られるものではないことが示されています。2018年8月には、これまで禁止されていたオセルタミビル(タミフル)の10代の使用も解禁されています。

◆厚生労働省では引き続き、インフルエンザ罹患時の異常行動に対する注意喚起を行っています。自宅で療養する場合は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類に関わらず、少なくとも発熱から2日間は注意が必要であること、特に小児や未成年者の場合は、保護者等が様子を見守り、転落等の事故を防ぐよう呼びかけています。

◆さらに、具体的な事故防止対策として、マンションなどで高層階の場合は、玄関、窓の施錠をチェーンロックや補助カギなども使って確実にする、ベランダに面していない部屋や窓に格子がある部屋に寝かせるなどの工夫をすることを勧めています。一戸建ての場合は加えて、1階の部屋に寝かせるなどの対策が示されています。

(監修:東京医科大学病院 総合診療科准教授 原田芳巳/2019年2月4日)

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