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腰痛の受診のタイミングは?

ストレスも腰痛を悪化させます

腰痛は国民病ともいわれるように、多くの人が抱えている身体の不調のひとつです。厚生労働省による生活基礎調査でも、自覚症状としての訴えで、ここ十数年、男性では1位、女性では2位を占めています。

◆腰痛持ちという表現もあるように、病院を受診するほどでもないけれども、だましだまし腰痛と付き合っているという人は少なくありません。受診のタイミングや自分でできる腰痛体操などは、どのようなものなのでしょうか。

◆腰痛は慢性的なものが少なくありませんが、たとえ軽い痛みでもそれが6週間以上続くような場合には、きちんと診察を受けて原因を調べることをおすすめします。

◆一方、すぐに受診したほうがいい腰痛もあります。腰痛のほかに脚にしびれがある、脚に力が入らない、便秘や頻尿、失禁があるなどの神経障害の症状がみられる場合には早急に整形外科を受診しましょう。

◆安静にしていても痛みが続く場合、何もしていないのに痛みに変化があるような場合にも受診が必要です。膵臓や腎臓、尿管、卵巣や子宮などの病気による痛みかもしれないからです。また、がんと診断されたことがある人は要注意。がんの再発や骨転移による痛みの心配があるので、できるだけ早くの受診が望まれます。

◆骨粗しょう症による圧迫骨折のほか、尿路結石や腹部大動脈解離などでは突然激痛に襲われることがあります。痛みが激しい場合もすぐに病院に行ってください。

◆腰痛の原因としては、長時間の立ち仕事、あるいは前かがみの姿勢でのデスクワーク、重い物を運んだなど、腰に物理的な負荷がかかる作業をしたとはっきり自覚できる場合もありますが、これといった原因が思い当たらない場合も多くあります。

◆「腰痛診療ガイドライン2012」では、運動不足や喫煙などの生活習慣が腰痛の危険因子であるとしています。また、職場の人間関係などのストレスや仕事量の多さなどの心理的・社会的要因も発症に関わるとされています。一方、腰痛を慢性化させる危険因子としても、仕事への満足度の低さや痛みへの不安などの心理的ストレスが報告されています。

◆腰痛を治すには安静にすることが望ましいと考えがちですが、むしろ動いたほうがいい場合も多いことが分かっています。医師と相談して、サポーターやコルセットなどで腰を保護しながら運動療法を行うことで快方に向かうケースが多くあります。

◆日頃から適度な運動を心がけることが腰痛予防につながります。特別な運動は苦手だしやりたくないという人は、簡単なストレッチでも効果があるので行いましょう。

◆立ち仕事が多い人は、椅子に腰掛けて両足を肩幅より広めに広げて、上体を前へ倒すだけでも効果があります。座り仕事が多い人は、立ってお尻に両手を当て、前へ押しながら上体を後ろへそらします。どちらも、息をゆっくり吐きながら3秒ほど保ち、2〜3回繰り返すのがコツです。

(監修:あそうクリニック院長 麻生伸一/2019年4月16日)

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