メイクブラシの清潔 気にしていますか?
ひと手間が大切
毎日当たり前に使用しているメイクブラシ、パフやスポンジチップ。あまり気にすることもなく使い続け、道具のお手入れについては無頓着という人も多いのでは? しかし、不潔なブラシやスポンジを使っていると、メイクの仕上がりに差が出ることはもちろん、肌トラブルを招きかねません。道具もお手入れ次第で長持ちすることになるはず。
◆メイクに使うブラシやスポンジ類は、直接肌に触れるので皮脂やホコリなどの汚れが付着します。また、使用した化粧品の残りも付いたままです。その状態を長い間放置すると、何日分もの汚れが蓄積し、雑菌やカビ繁殖の温床になってしまいます。
◆皮膚には表皮ブドウ球菌やアクネ菌、黄色ブドウ球菌などの常在菌が存在しています。常在菌は肌のコンディションを保つために大切ですが、これがブラシなどに付着して化粧品の残りを餌に繁殖すると、肌トラブルの原因になる可能性もあります。
◆また、毛先が汚れたままのブラシやスポンジは、徐々に柔らかさが失われます。ブラシは毛先が整わなくなったり抜けやすくなり、スポンジは固まったり縮んだりして、メイクにムラが出やすくなるなど仕上がりにも影響します。
◆まずメイクの後にやっておきたいお手入れとして、化粧品をつけたブラシはティッシュペーパーの上を軽くなぞるようにして拭き取ります。色がつかなくなったらOK。メイク後にこれをしておくだけでも、皮脂やメイクパウダーをかなり取り除いておけます。
◆使用後の手入れのほかに、できれば毎日清潔なものを使いたいものですが、無理なら数日に1回を目安に定期的な洗浄も心がけてください。ブラシの種類によっては、専用クリーナーが必要なものもありますので、購入時に付いていた説明書に従って洗浄します。
◆専用クリーナーを使う利点として、ブラシの劣化を防いで柔軟性やハリを戻す効果があり、長持ちするといわれています。良質の毛質のブラシなど大切に使いたいものには、専用クリーナーの使用をおすすめします。
◆クリーナーには、手にとって泡立てるようにして汚れを落とすタイプのものや、容器に洗浄液を入れてブラシを洗うタイプ、ティッシュペーパーにスプレーしてブラシを撫でて汚れを落とすタイプなどがあります。
◆ブラシは、専用のクリーナーがなくても中性洗剤や洗顔石けん、無水エタノールなどを使って洗浄できます。洗剤や石けんを使う場合のひとつの方法として、ぬるま湯に浸して軽く汚れを溶かしてから洗剤をつける方法があります。手のひらで泡立てて汚れを落としたあと、ぬるま湯でやさしくすすぎ、ギュッと絞りタオルに挟んで水分を取ったあと、毛先を整えて陰干しします。無水エタノールでの洗浄法は、精製水で無水エタノールを薄めてコットンなどに含ませたものでブラシを拭いて、汚れを落とします。
◆スポンジは、ファンデーションに使うものやアイメイクの小さなスポンジチップも、こまめに洗いよく乾燥させます。ただし、洗って使うにも限界があり、ある程度は消耗品と考えて、時々新しいものと取り替えましょう。いずれにしてもよく乾燥させることです。中途半端な生乾きでは、細菌の繁殖母地になってしまいます。
◆ご使用のブラシやスポンジによって、使用する洗剤や掃除の方法も変わってくるので、掃除をする前に確認してから行いましょう。
◆梅雨時や夏に向かって、化粧ポーチの中も蒸れて雑菌が繁殖しやすくなります。毎日知らず知らずのうちに不潔なメイク道具を使っていれば、せっかく洗って整えた肌に汚れをつけるメイクになってしまいます。ぜひ道具の衛生にも気を配り、清潔を保っていきましょう。
(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子/2019年6月4日)
◆メイクに使うブラシやスポンジ類は、直接肌に触れるので皮脂やホコリなどの汚れが付着します。また、使用した化粧品の残りも付いたままです。その状態を長い間放置すると、何日分もの汚れが蓄積し、雑菌やカビ繁殖の温床になってしまいます。
◆皮膚には表皮ブドウ球菌やアクネ菌、黄色ブドウ球菌などの常在菌が存在しています。常在菌は肌のコンディションを保つために大切ですが、これがブラシなどに付着して化粧品の残りを餌に繁殖すると、肌トラブルの原因になる可能性もあります。
◆また、毛先が汚れたままのブラシやスポンジは、徐々に柔らかさが失われます。ブラシは毛先が整わなくなったり抜けやすくなり、スポンジは固まったり縮んだりして、メイクにムラが出やすくなるなど仕上がりにも影響します。
◆まずメイクの後にやっておきたいお手入れとして、化粧品をつけたブラシはティッシュペーパーの上を軽くなぞるようにして拭き取ります。色がつかなくなったらOK。メイク後にこれをしておくだけでも、皮脂やメイクパウダーをかなり取り除いておけます。
◆使用後の手入れのほかに、できれば毎日清潔なものを使いたいものですが、無理なら数日に1回を目安に定期的な洗浄も心がけてください。ブラシの種類によっては、専用クリーナーが必要なものもありますので、購入時に付いていた説明書に従って洗浄します。
◆専用クリーナーを使う利点として、ブラシの劣化を防いで柔軟性やハリを戻す効果があり、長持ちするといわれています。良質の毛質のブラシなど大切に使いたいものには、専用クリーナーの使用をおすすめします。
◆クリーナーには、手にとって泡立てるようにして汚れを落とすタイプのものや、容器に洗浄液を入れてブラシを洗うタイプ、ティッシュペーパーにスプレーしてブラシを撫でて汚れを落とすタイプなどがあります。
◆ブラシは、専用のクリーナーがなくても中性洗剤や洗顔石けん、無水エタノールなどを使って洗浄できます。洗剤や石けんを使う場合のひとつの方法として、ぬるま湯に浸して軽く汚れを溶かしてから洗剤をつける方法があります。手のひらで泡立てて汚れを落としたあと、ぬるま湯でやさしくすすぎ、ギュッと絞りタオルに挟んで水分を取ったあと、毛先を整えて陰干しします。無水エタノールでの洗浄法は、精製水で無水エタノールを薄めてコットンなどに含ませたものでブラシを拭いて、汚れを落とします。
◆スポンジは、ファンデーションに使うものやアイメイクの小さなスポンジチップも、こまめに洗いよく乾燥させます。ただし、洗って使うにも限界があり、ある程度は消耗品と考えて、時々新しいものと取り替えましょう。いずれにしてもよく乾燥させることです。中途半端な生乾きでは、細菌の繁殖母地になってしまいます。
◆ご使用のブラシやスポンジによって、使用する洗剤や掃除の方法も変わってくるので、掃除をする前に確認してから行いましょう。
◆梅雨時や夏に向かって、化粧ポーチの中も蒸れて雑菌が繁殖しやすくなります。毎日知らず知らずのうちに不潔なメイク道具を使っていれば、せっかく洗って整えた肌に汚れをつけるメイクになってしまいます。ぜひ道具の衛生にも気を配り、清潔を保っていきましょう。
(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子/2019年6月4日)
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