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ニキビは保険内で治療可能 早めの受診を

早めの治療が痕を残さないカギ

ニキビは青春のシンボルなんて言われますが、できるだけ早くきれいに治したいものです。気になって余計な刺激を与えてしまい、悪化を招きやすいニキビは、「尋常性ざ瘡」というれっきとした皮膚疾患。適切な治療を受け、正しくケアすることが治す近道です。

◆ニキビは症状によって面ぽう、丘疹(きゅうしん)、膿疱(のうほう)の3つの段階に分類されます。
・面ぽう……毛穴が皮脂などで詰まって膨らんだ状態
・丘疹……炎症を起こして赤くぶつっと腫れた状態
・膿疱……丘疹がさらに悪化し膿をもち炎症が周囲に広がった状態

◆皮膚科医でのニキビ治療は、毛穴の詰まりを改善する作用のあるアダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬や内服薬、さらに面ぽう圧出といって皮脂を押し出す処置などがあり、ニキビの状態に合わせて組み合わせて治療します。これらの治療は保険内でできる治療です。

◆早い段階で治療を始めれば上記の治療で痕が残ることなく治すことができます。しかし、悪化して皮膚組織の破壊が真皮の深いところまでいくと、皮膚組織の修復がうまくいかない部分ができて、皮膚に凹凸ができるニキビ跡が残りやすくなります。

◆日本皮膚科学会の「尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017」によれば、初期にはアダパレン、過酸化ベンゾイル、炎症が生じたらこれらに加え、過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンの混合剤、抗菌薬の内服や外用などを併用します。

◆一方、ケミカルピーリングやイオン導入、レーザー照射など、薬剤によって古い角質を除去したり、光の性質を使ってニキビの原因菌を殺菌するなどの治療もあります。これらは保険外治療での自由診療です。

◆ニキビに悩み始める思春期では、多くの人が洗顔やスキンケア、ニキビケア用品を使って自己流で治そうといろいろな方法を試し、皮膚科を受診するのは、症状がひどくなってからということが少なくありません。

◆多くの人が経験する皮膚疾患ですが、軽く済む人も、多発して悪化しやすい人もいます。本来は個々に即した治療が必要にもかかわらず、洗顔をがんばったり自己流で選んだクリームをつけたりして治療が遅れ、長期間悩む人がいるだけでなく、かえって出費がかさむ結果にもなりかねません。

◆しかし、早い段階で皮膚科を受診すれば、保険内の標準的な治療で治療費の負担も少なく、痕を残すことなく治療することが可能です。ニキビが気になったら、悪化する前に早めに皮膚科に相談することをおすすめします。

◆肌の状態を診断してもらうことで、日ごろの生活でどんなことに気をつけたらいいか、どんなケアをしたらいいかなど、スキンケアの助言や指導をしてもらうこともできるでしょう。

(監修:関東中央病院 皮膚科特別顧問 日野治子/2019年7月31日)

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