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漢方の使用 なぜ女性の方が多い?

男性も上手に利用して!

日常の「なんとなく不調」という心身の症状、どうしていますか? 女性の場合は特に生理にまつわるとことだと「病気なわけではない」と軽視されがちで、実際につらい症状があっても相談しづらいもの。からだ全体の調子を整えるという「漢方薬」に魅力を感じる人が多くなっているのもうなずけます。

◆冷え性や便秘、月経に伴うホルモン変化による腹痛や腰痛、頭痛、だるさ、眠気、気分の落ち込みやイライラ感など、「病気」とまでは言えないにしろ、常日頃から「不快な症状」を抱えがちな女性。忙しい毎日を送りながらも体調の変化には敏感にならざるを得ません。

◆これら女性特有の「なんとなく不調」な症状は、古くから不定愁訴(ふていしゅうそ)や自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)と呼ばれていますが、西洋医学ではなかなか病気と見なされにくいのも事実です。症状には波があり、全く問題を感じない日もあれば、全身がグッタリする日もあり、医療機関を受診してもはっきりした異常が認められにくいからです。

◆しかし、そういった「未病」の状態に応え、体質改善という観点から根本的に働きかけようとするのが漢方の考え方。即効性はそれほど期待できなくても、穏やかな効き目、副作用の少なさ、自然の生薬で全体の調子が整ってくる、といった印象から、漢方薬を支持する女性は多くいます。

◆最近では、エビデンス研究も進み、漢方薬を処方する病院も増えてきたり、身近なドラッグストアでも手に入る市販の漢方薬の種類も増えています。本来は漢方の専門医を受診した上で、オーダーメイドの処方をしてもらうのがベストですが、「ちょっと試してみたい」という場合、インターネットの診断情報サイトなどもあり、利用しやすくなっている側面があります。

◆女性特有の悩みの筆頭である、月経トラブルに対する定番の漢方薬は、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「加味逍遥散(かみしょうようさん)」、「温経湯(うんけいとう)」など。思春期から産前産後、更年期など生涯の変化に応じたさまざまな薬があります。

◆また、それぞれの人の体力に関しても、虚弱・中程度といった体質分けによる薬の違いがあったり、「証」という体質の特徴を見立てる診断法があるので、購入の際はできれば薬剤師などに相談して、自分に合った漢方薬を選んでもらいましょう。

◆使用上の注意をよく確認し、適切な用法・用量で服用することが大切です。薬は使用を間違えば毒になることすらあるというのは漢方薬も同じです。服用後に吐き気や下痢、不快感などがあった場合はその旨を薬剤師や医師に告げて、アドバイスを得てください。

◆漢方は女性のあいだの人気が目立っていますが、もちろん男性のお悩み解消にも、効果が期待できます。近年は男性にも冷え性や更年期障害、ストレス性の症状などに悩む人が増えています。多忙でストレスフルな日常を送る人などは特に、生活習慣を整えながら、漢方を上手に活用していくとよいかもしれません。

(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子/2019年8月23日)

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