モバイルサイト「ケータイ家庭の医学」はこちら!
https://sp.kateinoigaku.ne.jp/

ダヴィンチがさらに進化! 最新の手術支援ロボット

触りごこちもわかるロボット!?

手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った手術がさまざまな病気の治療に使われるようになり、導入する医療機関が急激に増えてきました。これに加えてさらに進化した「センハンス」が登場。いったいどんな新しい治療ができるのでしょうか。

◆感触がわかる手術支援ロボット「センハンス・デジタル・ラパロスコピー・システム」は、アメリカの会社が開発。埼玉医大国際医療センターが日本で初めて導入し、今年7月に保険適用が認められました。

◆手術支援ロボットは、内視鏡下手術をより精密に行うための機械で、3つのアームと3Dカメラを搭載し、用途に応じてアームのカセットを交換することで、さまざまな処置ができるようになっています。

◆執刀医は、患者から離れた場所で3Dモニターを見ながら、座ったままの状態で手術器具を遠隔操作します。体の深い場所にある患部が立体的に、しかも拡大してみることができるため、精密な操作が可能になりました。

◆また、ロボットアームの先端は自由に曲げたり回転させたりできるため、人間の手では到達できなかった角度で手術器具を操作できるなどのメリットもあります。

◆通常の内視鏡手術よりも、より繊細な手術ができるため、出血量も少なく、医師にも患者にもやさしい手術として注目されています。

◆ただし、ダヴィンチでは、臓器に触れたときの感触がわからないため、縫合するときにどの程度の力で糸を引っ張ったらいいのかといった、微妙な加減がむずかしいとされています。臓器に触れている感触がわからないと、誤って周囲の臓器を傷つけてしまうリスクがあるからです。

◆新世代の手術支援ロボット「センハンス」には、触感を感知する機能があるため、より正確で安全な手術ができると期待されています。また、術者がモニター画面に顔を近づけるだけで、画面が拡大できるなど新しい機能も備えられています。

◆ダヴィンチの特許が2019年に満了になるため、次世代の機種の開発が世界中で加速。日本でもいくつかの企業が、製品化に向けて開発を進めています。臓器の感触がわかる技術だけでなく、日本人の体格にあったコンパクトな設計など、今後バリエーション豊富な手術支援ロボットが販売・導入されていくことでしょう。

◆「センハンス」の適用範囲としては、外科、婦人科、泌尿器科などが想定されています。従来の内視鏡手術で使う器具を使用できるため、より細かな操作が必要な小児の手術にも使える可能性があります。

◆埼玉医大国際医療センターでは、ドイツから医師を招いて「センハンス」による手術のトレーニングを行っており、技術習得が急ピッチで進められています。今後はトレーニングセンターを設置し、技術を身につけた執刀医の育成を進めていくとのことで、さまざまなシーンでの活用が期待されます。

(監修:医療法人誠医会 宮川病院 内科 宮川めぐみ/2019年12月9日)

気になる身体の症状を
◆チェック◆
症状チェック 食事記録 お薬検索 病気検索

『家庭の医学』

1969年の発行以来、
累計約330万部の
ロングセラーの最新版

総監修:聖路加国際病院院長
福井次矢

信頼の『家庭の医学』最新版を
iPhoneアプリにギュッと凝縮!


外出先でのアクシデントの際にも活躍!


はい、いいえで答えるだけで、気に
なる症状の対処方法がわかる!

あなたの隣にある危機

糖尿病網膜症

早期受診で失明を防ぐ
著:右田 雅義(右田眼科 院長)
東海林 のり子(リポーター)
定価1,836円(本体1,700円)

在米日本人のための必携医療マニュアル

アメリカでお医者さんにかかるときの本

異国の地で、英語で、受診する不安を軽減
著:あめいろぐ(在米日本人医療従事者による情報発信サイト)
監修:メイヨークリニック 予防医学フェロー 反田篤志
定価3,000円(本体2,778円)

手術以後のすごし方

心臓病そのあとに・・・

心臓手術以後のQOL向上のための生活ガイド
著:高知大学病院 心臓血管外科 教授 渡橋和政
定価1,296円(本体1,200円)