モバイルサイト「ケータイ家庭の医学」はこちら!
https://sp.kateinoigaku.ne.jp/

1日30分の家事で女性の死亡リスク12%減

掃除や洗濯でも十分な運動効果が

定期的にスポーツジムに通う、ウォーキングをするといった運動習慣は、健康増進に大いに役立ちますが、掃除や洗濯、台所仕事といった家事でも十分に運動効果が得られ、女性の死亡リスクを引き下げることが研究によってわかってきました。

◆ニューヨーク州立大学などが63〜99歳の6000人以上の女性を対象に行った研究によると、座ったままで過ごす時間を減らし、軽度な運動を続けることで、死亡リスクを引き下げるのに十分な効果を得られることがわかりました。

◆今回の研究では、参加した女性に週に4日以上、1日に10時間以上、活動量計を身に着けてもらい、3年以上にわたって身体活動量を計測。その結果、1日30分程度の軽い身体活動を行った女性の死亡リスクは、12%も低かったのです。

◆さらに、身体活動の強度を高めるとより効果的で、中強度〜活発な活動を毎日30分程度行うと、死亡リスクは39%低下したと報告されています。

◆軽い身体活動とは、床や窓の掃除、衣服の折りたたみなどの日常的な家事程度に体を動かすことです。中強度〜活発な活動とは、ゆっくりとしたペースからやや早足ペースのウォーキングなどを指します。

◆運動を習慣として続けると、高血圧、心血管疾患、2型糖尿病のリスクを減少させるだけでなく、認知症の予防にも有益で、うつ病の発症を減少させることもわかってきています。

◆できれば定期的な運動を習慣づけるに越したことはありませんが、中強度以上の運動を続けることがむずかしい高齢者であっても、家の中で毎日30分程度の家事をこなし、座ったままの時間を減らすだけでも、健康維持には役立ちそうです。

◆たとえば日常の家事ならば、3食の調理、テーブルセッティングや後片づけ、買い物、ごみ出し、洗濯物干し、洗濯物の取り込み・たたみ、部屋の片づけ・掃除、風呂やトイレ、玄関の掃除、日用品の補給など、多くの身体活動が考えられます。

◆1日の多くを居間などで過ごし、テレビの前からあまり動かずにいると、健康を維持する多くの機会を自ら失い、疾病リスクを上昇させているかもしれません。ただ、気負いすぎて苦痛になってしまうのも逆効果なので、無理のない範囲で楽しみながら家事を行いましょう。


(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子/2019年12月31日)

気になる身体の症状を
◆チェック◆
症状チェック 食事記録 お薬検索 病気検索

『家庭の医学』

1969年の発行以来、
累計約330万部の
ロングセラーの最新版

総監修:聖路加国際病院院長
福井次矢

信頼の『家庭の医学』最新版を
iPhoneアプリにギュッと凝縮!


外出先でのアクシデントの際にも活躍!


はい、いいえで答えるだけで、気に
なる症状の対処方法がわかる!

あなたの隣にある危機

糖尿病網膜症

早期受診で失明を防ぐ
著:右田 雅義(右田眼科 院長)
東海林 のり子(リポーター)
定価1,836円(本体1,700円)

在米日本人のための必携医療マニュアル

アメリカでお医者さんにかかるときの本

異国の地で、英語で、受診する不安を軽減
著:あめいろぐ(在米日本人医療従事者による情報発信サイト)
監修:メイヨークリニック 予防医学フェロー 反田篤志
定価3,000円(本体2,778円)

手術以後のすごし方

心臓病そのあとに・・・

心臓手術以後のQOL向上のための生活ガイド
著:高知大学病院 心臓血管外科 教授 渡橋和政
定価1,296円(本体1,200円)