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WHO警鐘! 世界の若者、半数の国で8割運動不足 

若者が運動不足に!?

定期的に運動する習慣はありますか? 健康づくりに熱心な高齢者が増える一方で、運動不足の若者の割合は増え、将来への影響が心配されています。運動しない生活を続けていると、どんな弊害があるのでしょうか。

◆WHOは、世界146カ国の11〜17歳約160万人を対象に、運動習慣についての調査を行いました。学校での体育をはじめ、レクリエーション、スポーツ、サイクリングなど、具体的にどのくらい体を動かしているかについて調べた結果、WHOでは、若者に対して1日1時間以上の運動をすることを推奨しています。

◆調査の結果、対象となった146カ国中約半分にあたる71カ国で、1日1時間以上の基準に足りていない、運動不足の若者の割合が8割を超えていることがわかりました。運動不足の割合は、2001年には男子80.1%、女子85.1%で、運動量を増やすことを目標としてきましたが、結果として15年後の2016年の調査でも、男子77.6%、女子84.7%で、ほとんど改善されていませんでした。

◆男女別では、女子の運動不足の割合のほうが上回っており、この15年間で男女差が拡大した国は146カ国中107カ国に上りました。

◆国別に運動不足の割合をみると、最も高かったのは韓国(94.2%)、フィリピン(93.4%)で、男女別では男子がフィリピン(92.8%)、女子は韓国(97.2%)が高い割合を示しました。逆に運動不足の割合が少ないのは、バングラディシュ(66.1%)でした。

◆国別の結果をみると、とくに所得の高い国での運動不足が目立ちます。経済的に豊かな国では、肉体労働が減り、自動車を使う生活をする人が多いのに対し、途上国では体を動かす仕事が多く、マイカーよりも公共の交通機関を使うため、歩く機会が多いことが影響していると考えられます。

◆WHOは、若者の運動不足は、肥満や脂質異常症、高血圧症、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高め、将来の健康状態に深刻な影響を与えると危機感をつのらせています。目標としては2025年までに運動不足を10%減らすと掲げていますが、あと5年で達成するのはむずかしいという悲観的な見方が主流です。

◆パソコンやスマートフォンの急激な普及によって、長時間座ったままで過ごす人が増えていますが、将来的なリスクを考え、日々の生活で意識的に体を動かし、運動をとり入れることが重要です。

◆青年期は骨密度や筋肉が発達する大切な時期で、この時期に運動をしないまま年齢を重ねてしまうと、骨粗しょう症になりやすくなったり、呼吸器や運動器全体の機能が衰えやすくなったりします。中高年になって急に運動に目覚めても、体が思うように動かず、けがもしやすくなってしまいます。人生のなかで最も体力が充実している若い時期だからこそ、大いに体を動かし、楽しんで運動に取り組む習慣をつくりましょう。

(監修:医療法人誠医会 宮川病院 内科 宮川めぐみ/2020年6月16日)

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