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流行のようすがわかる 感染症情報サイトをチェック

心配な感染症の流行をチェック

感染症がはやるのは、空気が乾いた冬だけではありません。O-157などによる腸管出血性大腸炎をはじめとした各種の食中毒、プール熱、夏かぜの原因ウイルスなど、実は夏に流行する感染症も少なくありません。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザに加えて、今どんな感染症がどこでどれくらい発生しているかなどの流行状況をチェックできるWEBサイトもありますので、正しい情報を得て感染予防につとめましょう。

◆夏のウイルス性感染症の発症時期は主に6〜8月。アデノウイルスが原因のプール熱(咽頭結膜熱)や流行性結膜炎はプールで感染のリスクが高いなど、夏ならではの行動がその誘因となっています。また、子どもに感染が広がりやすいのが、ヘルパンギーナ(乳幼児の夏かぜ:コクサッキーウイルス)やリンゴ病(伝染性紅斑:パルボウイルスB19)、手足口病(エンテロウイルス)など。リンゴ病や手足口病は大人にも感染する可能性があり、その場合は子どもより症状が強く出ることもあるので、注意が必要です。

◆そのほか、年齢を問わず消化器の症状を起こす感染症として、腸管出血性大腸炎やロタウイルスなどによる感染性胃腸炎、細菌性の食中毒も多数あります。下痢や嘔吐をともなう症状は脱水を起こしやすく、とくに高齢者や体力の低下した人では重篤な症状があらわれることも少なくありません。

◆集団的な発生を起こすこともあり、地域によって感染症の流行に違いがみられることもあります。そこで、全国の感染症流行のようすを伝えてくれるサイトを知っておき、活用することをおすすめします。

◆厚生労働省ではホームページに感染症症例の発生・流行動向などを日々アップしています。新型コロナウイルスのように全国規模で感染が深刻になるケースでは、感染抑止・防止対策や医療対策など、国としての決定事項も知ることができます。

◆国立感染症研究所では「感染症発生動向調査 週報(IDWR)」を発信していて、全国のさまざまな感染症の流行の動向などをリアルタイムで細かく報告しています。IDWRは感染症法に基づく医療機関からの届出を反映したもので、たとえばインフルエンザは全国約5000のインフルエンザ定点医療機関の患者数から、流行性結膜炎などは全国約700の眼科定点医療機関から、子どもに多い感染症は全国約3000の小児科定点医療機関から、それぞれ感染症別に定点医療機関が定めてあり、つねに情報の集約をおこなっています。流行の推移などはグラフでわかりやすく示されていますので、どれくらい増えているのか、おさまってきたのかなどをみることができます。

◆また、深刻な流行を示す感染症については、厚生労働省や内閣府発の情報などについてもリンク先としてまとめられているので、多くの情報にアクセスすることが可能です。耳慣れない感染症については、疾患別の情報ページもあり、国外の感染地域に出かける際には参考にすることができます。

◆各都道府県の「感染症情報センター」のホームページでも、その時点の地域の感染症発生動向を確認することができます。また、市町村によっては、積極的に感染予防を呼びかけるなど情報提供をしている自治体もあります。たとえば保育園や幼稚園でのその地域の子どもの感染症の発生状況など、さらに狭い地域での動向を知ることができるので、日常生活で役に立ちます。お住まいの地域の自治体ホームページなどをチェックしてみることをおすすめします。

◆そのほか、最近ではこうした情報をベースに、民間のサイトでもわかりやすく感染症の情報やワクチンについての知識を提供するものがあります。たとえば、「感染症・予防接種ナビ」の感染症アラート、「Know VPD!」「ワクチン.net」などは各種予防接種についてのくわしい情報などもあり、参考になりそうです。実際の治療や予防接種については、かかりつけの内科・小児科医とよく相談してください。

◆感染症の動向については、正しい情報を適切なタイミングで得ることが予防につながります。また、得た情報をもとに、家族が日々の暮らしのなかで、予防のための適切な行動をとることが求められます。新型コロナウイルス対策のための新しい生活様式の情報なども掲載されていますので、まずは自らこまめにチェックしてみましょう。

(監修:医療法人誠医会 宮川病院 内科 宮川めぐみ/2020年7月22日)

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