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子どものよだれ、いつまでなら大丈夫?

多かったよだれも、飲み込みの発達とともに自然に減少。一時的に増えるときには口の中の病気のことも

乳幼児はどんな子でも多少のよだれを出しますが、あまり多いと心配になるもの。そもそもよだれは唾液があふれ出たもので、それ自体に害はありません。よだれの量は個人差も大きいのですが、一般的には乳歯が生える時期に多くなり、ものを上手に飲み込めるようになると少なくなります。そのほかに、むし歯や噛み合わせが悪い、口内炎がある、夢中になると口をあける癖がある、といった場合にも増えることがあります。

◆唾液には口の中を洗い流してきれいにする、中性に保つ、食べものの消化を助けるといった働きがあり、常に口内に分泌されています。量は大人で1分間に約3cc、小さじ半分くらいといわれます。

◆大人はうまく飲み込んでいますが、乳幼児は口を閉じる力が弱く、ものを飲み込む力も未発達なため唾液を処理しきれず、口の中からあふれ出し、よだれとなります。

◆唾液の出る場所には、大唾液腺と小唾液腺があります。大唾液腺は、舌の下(舌下腺、顎下腺)と耳の前下方(耳下腺)の3か所。このうち特に耳下腺は、噛んだりあごを動かしたりしたときに盛んに唾液を出します。小唾液腺は口の中の粘膜に多数あります。健康な子どもは食欲も旺盛で、食べれば唾液もたくさん出るので、俗に「食のいい子どもはよだれが多い」というのは当たっているともいえます。

◆生後3か月くらいまでは、飲み込みが未熟でも、口への刺激も少ないため唾液の量も少なめでよだれも目立ちません。しかし、指しゃぶりが始まる、おもちゃなどをなめる、離乳食が始まるなど、舌や上あごをよく動かすようになるにしたがって唾液の分泌も盛んになり、よだれも多くなってきます。特に乳歯が生え始める6〜7か月ころは、それが刺激となって、いっそうよだれの量が増します。

◆赤ちゃん時代に多かったよだれも、口を閉じてごっくんと飲み込めるようになる2歳くらいまでには減ってきます。その後、5歳くらいまでは唾液腺が発達する時期なので、多少よだれが出てもおかしくありません。

◆しかし、成長とともに口内の発達とは別の原因も考えられるようになります。物事に集中しやすく、遊びに夢中になると口をぽかんと開けてしまうのでよだれが出る、といった場合もそのひとつです。

◆そのほか、口内炎やアデノイド肥大など、口やのどに炎症がある、アレルギー性鼻炎で口呼吸をしてしまうといった場合でもよだれが多くなります。また、歯の噛み合わせが悪い、むし歯になったなど、歯の異常が原因のことも。急によだれが増えたという時には、病気や口内の異常にも注意を払い、かかりつけの医師に相談してみるとよいでしょう。

(監修:医療法人社団秀志会 松平小児科院長 松平隆光/2011年7月25日)

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